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2011年秋 なごや環境大学共育講座  B-70
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第5回 「マイカーから公共交通へ ー 公共交通優先策とデマンドバスを考えるー」



主催 : (公社)日本技術士会中部本部 愛知県技術士会

日時 : 2012年2月15日(水) 18:30〜20:00

場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室

会費 : 500円

講師 : 加藤信夫 (技術士:建設部門、総合技術監理部門))


項目 内  容
マイカーから公共交通へ  名古屋市における公共交通機関の占める輸送割合は、東京都や大阪市と比べて極端に低く、道路交通中心、自動車交通中心の都市ということができます。
 バスは市民の日常生活を支える足として欠くことのできない交通機関で、極め細かく機動性に優れたサービスが可能です。
 今日は、地球温暖化や高齢化社会が進む中で、「持続可能な社会」を目指し、マイカーからさらに利用しやすいバス交通への転換について考えてみます。
なごや新交通戦略  名古屋市が2010年12月に発表した「なごや新交通戦略」では、誰もが安心・安全に暮らせるために、公共交通をはじめとした移動手段が確保された街を将来の姿としてえがいています。
 そこでは、乗り合いタクシーやコミュニティバスなど、自動車のみに頼らない多様な公共交通サービスが提案されています。
公共交通を優先するためのいろいろな施策  名古屋市では、他都市では見られない恵まれた道路を活用して、自動車交通とバス交通を調和の取れた交通機関とするためにいろいろな施策が実施されています。
 わが国初となる高架の専用軌道を走行するガイドウエイバスや道路の中央を走行する基幹バスなど、バス交通を中心としたいろいろな事例を紹介します。
デマンド(呼び出し)バス  現在はマイカーを利用しているが、将来の高齢化のことも考え、近くにバス停があって乗りたい時に乗れるバスがあれば、マイカーを手放してもよいと考えている人、また買い物や子供の送り迎え、病院など日常生活にバスをもっと多く利用したいと考えている人などを対象に、携帯電話で予約することができるデマンドバスについて考えてみます。