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2011年秋 なごや環境大学共育講座  B-70
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第6回 「水をきれいにするために活躍する小さな生き物たち」



主催 : (公社)日本技術士会中部本部 愛知県技術士会

日時 : 2012年3月21日(水) 18:30〜20:00

場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室

会費 : 500円

講師 : 野々部顕治 (技術士(衛生工学部門))


項目 内  容
小さな生き物の世界  世の中には多くの様々な生物が存在していますが、目に見える生物ばかりではありません。顕微鏡を使うとすぐにわかりますが、目に見えない小さな生き物も非常にたくさん存在します。
 今回は、主にミジンコについて紹介します。携帯顕微鏡を使って動いている本物のミジンコをご覧ください。
いろいろな水生微生物の紹介  いろいろな水生微生物を、ネットの動画を使って紹介します。また、それぞれの場面で働く微生物や、食物連鎖の様子の解説もします。
 さらに赤潮のように、増えると困る微生物の増殖による現象についても紹介します。伊勢湾のような閉鎖性水域では赤潮による被害が発生しやすく、それに対する様々な対策が取られています。
水をきれいにするために活躍する微生物たち  水をきれいにする技術の主役は、微生物たちです。それらをうまく利用した排水処理技術の紹介と解説をします。そして、それらの微生物の一部を、携帯顕微鏡を用いて紹介します。
 BODやCODの除去だけではありません。赤潮の原因である窒素やりんの除去も、微生物を用いた方法で除去できます。この排水処理方式も、状況に応じていろいろな手法が採用されています。最近では、排水中から何とレアメタルを回収する微生物も発見されました。それらを順に紹介し、解説します。
ちょっと怖い話
(世間を騒がせる微生物たち)
 口蹄疫、病原性大腸菌O-157、クリプトスポリジウム、ノロウィルス、レジオネラ菌、黄色ブドウ球菌(雪印食中毒事件の犯人)など、最近次から次へといろいろな微生物が世間を騒がせています。騒がせるどころか、人々を恐怖のどん底へ突き落とすこともあります。これらの正体は一体何なんでしょうか。それについてわかりやすく解説します。
最後に  これまで愛知県技術士会講座にご参加いただいた方々、本当にありがとうございます。5年が経過した今、これまでの歩みを簡単に数字で振り返ります。また今後の進め方についても、皆様のご意見を伺いながら、お話しましょう。