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2012年春 なごや環境大学共育講座  B-27
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第5回 「雷はヘソをめがけてやってくる」



主催 : (公社)日本技術士会中部本部 愛知県技術士会

日時 : 2012年8月22日(水) 18:30〜20:00

場所 : 花車ビル北館 6階会議室

会費 : 500円

講師 : 澤栗裕二 (技術士(電気電子部門))


項目 内  容
きっかけ 雷が電気であることは、今から250年前に(米)フランクリンが突き止めた。そして避雷針が発明されて、世界中の社会に多大な功績をもたらしている。避雷針があっても雷害を防げない事例を研究した結果、雷が近づいたらヘソを隠せと、落雷に無知な子供に教えた大人の知恵に従い、漂遊導体「ヘソ」をめがけてやってきて誘雷・電撃になることを知った。
雷は「ヘソ」が大好き ラジオ送信所における雷害現象・対策実施を体験。登山家のピッケルへの被雷、いろいろな事例から雷が「ヘソをめがけてやってくる」ことを思い知る。「ヘソ」有無の実験により、ある確率で放電電圧が低下することを発見する。事例から電界環境である電気力線・等電位線を仮想して対策を検討する。
雷害診断と避雷対策 私の技術士事務所の業務として、日本国内現地に出かけて、雷害の調査・診断を行う。その結果を具体的な形で避雷対策として提案、対策を戴く。対策実施した結果、事故が再発していないか数〜10年間の報告を戴く。1988年以降全国8件、延べ92年間無事故(日本信頼性学会2012.2報告)。
高圧配電線の工事を担当されておられる方の参加も大歓迎です。
雷から身を守るには 落雷から身を守る提案…雷雨の時は外出しない。こうもり傘を持たない。眼鏡のフレームや洗濯はさみにも落雷する。電車などの乗り物は安全。車の荷台はダメ。どうすれば安全か皆で一緒に考えよう。
雷研究学者先生に認められたものではありません。実績本位の講座です。