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2012年春 なごや環境大学共育講座  B-27
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第6回 「天災と気候変動及び環境との関係」



主催 : (公社)日本技術士会中部本部 愛知県技術士会

日時 : 2012年9月19日(水) 18:30〜20:00

場所 : 花車ビル北館 6階会議室

会費 : 500円

講師 : 長谷川 欽一 (技術士(経営工学部門)、防災マイスター)


項目 内  容
全体の概要 天災という言葉の由来や、気候変動のもたらす自然災害の種類といままでの被害状況及び対策を、環境への影響や先人の知恵を交えて解説します。
天災という言葉の由来 天災(てんさい)という言葉は自然災害の意味で使われていますが、言葉の由来は古典落語からきた言葉で、落語の落ちを紹介します。
気候変動のもたらす自然災害の種類 自然災害(しぜんさいがい、natural disaster)とは、危機的な自然現象(natural hazard, 例えば気象、火山噴火、地震、地滑り)によって、人命や人の社会的活動に被害が生じる現象を言います。
日本の法令上では「自然災害」は「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象により生ずる被害」と定義されています(被災者生活再建支援法2条1号)。
単なる自然現象が、人的被害を伴う「自然災害」に発展したり、災害が拡大したりするには、現地の社会条件が大きな影響を及ぼします。
また、気候変動のもたらす自然災害の種類について紹介します。
環境への影響 気候変動のもたらす自然災害は環境へも大きな影響を及ぼしていますが、事例を交えて紹介します。
先人の知恵と防災・減災について 津波てんでんこの「てんでんこ」は「てんでんばらばらに」の意。もともとは自分だけでも高台に逃げろという考え方を示しますが、現在の三陸地方では自分の命は自分の責任で守れという教訓として使われています。
明治三陸津波から115年、石碑に残る戒めで「此処(ここ)より下に家を建てるな」と刻まれた同地区の石碑は、今回の東日本大震災でも残っていました。
先人の知恵と防災・減災について解説します。