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2012年秋 なごや環境大学共育講座  B-71
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第3回 「リスクについて考える」

 自らがかかわらなければならない「どんなリスク」が起こりうるか、常日頃「想定」と「心の準備」「即応体制」は、できているか考えましょう。最新のリスクに対する概念もお話しします。


主催 : (公社)日本技術士会中部本部 愛知県技術士会

日時 : 2012年12月19日(水) 18:30〜20:00

場所 : 花車ビル北館 6階会議室

会費 : 500円

講師 : 櫻井止水城 (技術士(応用理学部門))


項目 内  容
リスクで重要な意味をもつのは「個人」!  企業や家庭で危機が発生したときに勇気をもって事態に対処していくことになるのは常に個人である。そして、その個人(当事者)にあなた自身がなる可能性は十分に考えられる。
 そのためには、死と同じように危機とは避けられないものだという認識を持って、その対策を練っておくこと。
 リスクは決してその被害者が訴えているように、コントロール不可能なものではない。
 私生活上のリスクにはビジネス上のリスクと同程度の好機もちろん、同程度の危機もが潜んでいると考えてかからなければいけない。
 リスクの正体を正確に理解し、リスクをコントロールするお手伝いをする。
リスクの認識(把握)を拒む「魔物」を知っておこう

本当の危機とは! 危機の「正体」を掴む
 リスクは認識・確認、 分析・評価 、処理(リスク コントロール 、 リスク ファイナンス)の順で進める。
 リスク コントロールは回避、防止・軽減、分散という選択肢がある。
 一方、災害・事故、企業不祥事が繰り返されている現状からは、リスクを上手にコントロールすることが容易でないことも解っている。
 危機が発生したときに必要な避難行動、その開始に至る意思決定を遅らせるものに“正常性バイアス”、“同調バイアス“、“愛他行動”、凍りつき症候群“がある。すなわち、リスクコントロールには、ハード面とともにソフト面、心理面が多大に影響する。
 これら我々がぜひ知っておくべきことについてお話しする。
では、危機に遭遇しそうな時、当事者のあなたはどうしたらよいか? ……。