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2012年秋 なごや環境大学共育講座  B-71
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ



第5回 「公共交通機関について語ろう」

 地下鉄桜通線野並・徳重間の工事の概要、地下鉄のこれまでの歩み、駅のいろいろな施設の紹介、他都市の地下鉄の例など、地下鉄について皆で語ろう。


主催 : (公社)日本技術士会中部本部 愛知県技術士会

日時 : 2013年2月20日(水) 18:30〜20:00

場所 : 花車ビル北館 6階会議室

会費 : 500円

講師 : 加藤信夫 (技術士(建設、総合技術監理部門))


項目 内  容
名古屋の地下鉄のあゆみ  名古屋の地下鉄は、昭和32年に東京、大阪に次いで我が国で3番目に営業を開始しました。
 2011年3月の野並・徳重間の開通により総延長が93.3kmになり、1日の走行キロは18万kmで、地球を4周半することになります。
 鶴舞線での名鉄との相互乗り入れ、桜通線のワンマン運転、名城線の環状運転、路面電車の廃止など、地下鉄のあゆみを紹介します。
野並・徳重間の概要  野並・徳重間の開通により、徳重から名古屋駅までは35分で結ばれます。徳重駅での大規模な商業施設との一体化、駅に設けられた交通広場、可動式ホーム柵や行き先、所要時間、次駅の施設紹介などを行う液晶式車内案内表示など、目新しい取り組みが行われています。
地下鉄建設工事の紹介  建設工事は4.1kmで、工事着手から開業まで約5ヶ年を要しています。終点には車庫が建設されて車両基地となっています。また、変電所が1ヶ所設けられています。
 駅部分は地上から掘削する開削工法を、トンネル部分はもぐら式に堀り進むシールド工法を用います。
 トンネル部分でのシ−ルド機のU-ターン工法や狭い道路下での工事、沿線まちづくりと一体となった整備が進められました。
地下鉄の施設  地下鉄は地下の施設であるため、地震対策、火災や浸水対策などについては特に入念な配慮がなされています。これらの防災監理について紹介します。