2013年春 なごや環境大学共育講座 B-29
「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ
第2回 「道路の地下には何がどのように埋設されているか(道路占用位置)」
道路の地下埋設物は下水道の排除方法と道路の構造および幅員によって、11のパターンに分類される。道路を占用または使用する場合は道路管理者および所轄警察署の許可を受け、占用料を支払わなくてはならない。
主催 : (公社)日本技術士会中部本部 愛知県技術士会
日時 : 2013年5月15日(水) 18:30〜20:00
場所 : 花車ビル北館 6階会議室
会費 : 500円
講師 : 伊藤 久 (技術士(上下水道部門))
項目 | 内 容 |
道路の地下埋設物位置の決定要素について | (1)下水道の排除方式と道路の構造及び幅員によって決定される。 (2)下水道の排除方式は合流式と分流式があり、それぞれ特徴があって、屋内排水設備からの説明をする。 (3)道路の構造は、大きく分けて@歩道なし、A歩道あり、の2種類があり、それぞれについて幅員によって決定される。 |
下水道の排除方式の比較について | (1)合流式 : @雨水と汚水を同一管路で排除する方式で、公共水域(河川等)の汚濁の原因になりやすい、A管路の建設費が安い。 (2)分流式 : @雨水と汚水を別々の管路系統で排除する方式で、公共水域の汚濁防止につながる、A雨水管と汚水管の2系統が必要なので施工困難と建設費が高価になる。 (詳細はスライド参照) |
地下埋設物の占用定規図のパターンと道路使用及び道路占用申請、占用料について | (1)占用定規のパターン : 合流式が5種類、分流式が10種類、計15種類になり、これらについてパワーポイントで図示する。 (2)申請先 : @道路使用は所轄警察署、A道路占用は道路管理者(国・都道府県・指定市など) (3)道路占用料 : 上下水道など地方公共団体が管理するものを除き、占用料を支払わなければならない。 |