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2008年5月21日(水)に開催された「2008年度前期第2回 なごや環境大学愛知県技術士会講座」の報告

 以下の通り、なごや環境大学の愛知県技術士会講座"「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ"の第2回目が開催されました。

 ・日時 : 2008年5月21日(水) 18:30〜20:00
 ・場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室
 ・講師 : 鈴木千賀 (技術士補(水産部門)
 ・題目 : 海の森の役割と有効利用 − 海の森の砂漠化に対抗する海洋環境保全技術

 受講者数は28名と予想を大幅に上回り、技術士や一般の皆様に多数ご来場いただきました。受講された皆様、お忙しい中、たいへんありがとうございました。   

 藻場の環境について触れた会でしたので、海の環境保全や海藻に関する質疑応答が多数出るかと予想していたのですが、水質総量規制や海洋深層水の話など、海洋に関係するバラエティーに富む質問を一般の方々から多数いただきました。海藻の色素や世代交代などのスライドも、質疑応答用に別途用意していたので、そちらを解説できればという思いもあったのですが、世の中の人々が求めているものは、私たち日本技術士会のメンバーが求める特殊な知識・技能ではなく、話題性が高くて生活に直結する知識であることを再認識いたしました。

 「新規の知識・技術の獲得ができた」と、多数の方々からご満足のお言葉をいただいたものの自己の満足感としてはいまひとつであります。せっかく、皆様にご聴講いただいているのですから、水産部門という希少性は大事にしつつも、万人に広く興味をもっていただけるような水産・海洋テーマの選定を心がけたいと思います。


 これからも、毎月第3曜日になごや環境大学愛知県技術士会の講座を続けます。次回(第3回)は2008年6月18日(水)の18時30分からです。技術士(電気電子部門)の杉本利夫氏による講演「地球温暖化防止のためのエコドライブと森林のCO2吸収能力」です。皆様ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。

   (文責 鈴木千賀)