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2008年9月17日(水)に開催された「2008年度前期第6回 なごや環境大学愛知県技術士会講座」の報告

 以下の通り、なごや環境大学の愛知県技術士会講座"「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ"の第6回目が開催されました。

 ・日時 : 2008年9月17日(水) 18:30〜20:00
 ・場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室
 ・講師 : 木村正彦 (技術士(建設部門))
 ・題目 : 「新エネルギー (太陽光・風力・燃料電池など)」 と 「再生エネルギー (バイオ・廃棄物など)」について

 昨今の原油価格高騰・温室効果ガスによる地球温暖化の現実から、経済性・規模から言って、大きく問題にされてこなかった「新エネルギー」「再生可能エネルギー」「グリーンエネルギー」が、俄然脚光を浴びるようになってきたのが現状です。「エネルギー」については、1996年度の日本技術士会の業績大会において、高速増殖炉・もんじゅの事故を受けて私自身のエネルギーのシナリオを示しました。もう12年前に原子力を中心に書いたものですが、原子力の部分は私が描いていたシナリオ通りには進まず、「新エネルギー」の部分が注目され始められたのが本当の実態です。
以下に示した「新エネルギー」「再生可能エネルギー」の技術の最先端部分の紹介、課題と問題点、将来の展望の3点について、陽・表の部分、陰・裏の部分の両面から述べました。

 @新エネルギー・再生可能エネルギー・クリーンエネルギー(グリーン電力)とは
 A太陽光発電・太陽熱利用
 B風力発電
 Cマイクロ水力発電
 D地熱発電(バイナリー発電・高温岩体発電を含む)
 E燃料電池 (水素エネルギー)
 Fバイオ燃料
 G廃棄物発電
 H雪氷熱利用
 I潮汐・海洋発電
 番外 COP10について

 以上のテーマについて、私が約1時間お話し、19時30分頃から40分間、参加者の皆さんと意見交換をしました。 


 次回から2008年度後期講座になります。後期講座の1回目は2008年10月15日(水)の18時30分からです。技術士補(水産部門)の鈴木千賀氏による講演「海洋環境政策と科学技術の融合」です。皆様ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。

   (文責 木村正彦)