2008年11月19日(水)に開催された「2008年度後期第2回 なごや環境大学愛知県技術士会講座」の報告 | ||
以下の通り、なごや環境大学の愛知県技術士会講座"「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ"の第2回目が開催されました。 ・日時 : 2008年11月19日(水) 18:30〜20:00 ・場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室 ・講師 : 藤井敏夫 (愛知県環境部長、技術士資格取得(環境部門)) ・司会 : 鈴木千賀 (名古屋大学大学院環境、技術士補(水産部門)) ・題目 : 「生物多様性と市民生活」 2010年、愛知県名古屋市で「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)が開催されます。生物多様性は『すべての生物の間の変異性をいうものとし、種内の多様性、種間の多様性及び生態系の多様性を含む(生物多様性条約)』と定義されています。世界有数の貿易港(名古屋港)をもつ名古屋は、海外からの貿易を通した生物移動も無視出来ない課題のひとつと位置付けられています。生物多様性への技術士・市民の方々の関心は高く、質疑応答・講座後のアンケートでも「生物多様性への理解増強」に関連した声が多数見受けられました。これは愛知万博の成果・経験を生かし、多様な主体の参加・協力のもとに開催されるであろう2010年のCOP10に向け、徐々に人々の士気が高まっていることの証とも言えるものでしょう。 身近な部分の生物多様性から世界規模での生物多様性まで〜その包括範囲は地球規模であり、地球温暖化との関係も見過ごすことは出来ません。また、生物多様性は陸上だけの問題ではなく、地球の7割を占める海とも深いかかわりがあります。愛知県の重要課題として「海洋における生物多様性」が取り上げられています。2010年に向けて水産・海洋技術開発にも熱い期待が寄せられます。
これからも、毎月第3曜日になごや環境大学愛知県技術士会の講座を続けます。次回(第3回)は2008年12月17日(水)の18時30分からです。技術士(金属部門)の犬丸晋氏による講演「アルミのリサイクル」です。皆様ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。 (文責 藤井敏夫、鈴木千賀) |