2009年7月15日(水)に開催された「2009年度前期第4回 なごや環境大学愛知県技術士会講座」の報告 | |||
以下の通り、なごや環境大学の愛知県技術士会講座"「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ"の第4回目が開催されました。 ・日時 : 2009年7月15日(水) 18:30〜20:00 ・場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室 ・講師 : 行本正雄 (博士(工学)、技術士(衛生工学部門)) ・題目 : 「やってみようエコ診断」 エコ(環境負荷、資源枯渇、エネルギー問題)について身近な自動車、発電、飲料缶のライフサイクル評価の事例を中心にアセスメント、インパクト結果を紹介しました。今回は、特に、排出するCO2に着目し、ゆりかごから墓場までの、もの作りに関わるプロセスをわかりやすく例示し、CO2を中心とする環境負荷の計算について話しました。 参加者は17名で、アンケートの結果、講座内容に「とても満足した」「満足した」方が90%、教え方が「とてもわかりやすかった」「わかりやすかった」という方が80%、講座の時間配分が「とても適切」「適切」という方が95%で、「ごみ問題、公害対策など興味深い」「エコ簡易診断は簡単で、わかりやすい」「電気自動車とガソリン車の違いが全体に比較できた」という意見もあり、食料と環境という観点から、多少なりとも示唆を与えられたのではないかと思いました。 リサイクルや新エネルギー、エコカーなど環境に優しいと思われていた技術も、システム境界や採掘場所、使用環境などの違いから環境負荷を与える場合もあるので、より定量化、モデル化が求められます。学生だけでなく市民レベルでもLCAに興味を持っていただけたものと期待したいです。
これからも、毎月第3曜日になごや環境大学愛知県技術士会の講座を続けます。次回(第5回)は、2009年8月19日(水)の18時30分からです。技術士(建設部門)の横山芳昌氏による講演「「アスファルト舗装合材のリサイクリング」です。皆様ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。 (文責 行本正雄) |