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2011年4月20日(水)に開催された「2011年度前期第1回 なごや環境大学愛知県技術士会講座」の報告

 "「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ"の2011年度前期第1回講座に、環境を乱す「地震災害」を回避する私の研究を発表させていただきました。

 ・日時 : 2011年4月20日(水) 18:30〜20:00
 ・場所 : なごやボランティア・NPOセンター 12階集会室
 ・講師 : 澤栗裕二 (技術士(電気電子部門)
 ・題目 : 人災を最小にする地震到来予知システムの実現に向けて


 受講者数31名の方々においでいただきました。私の提案した人災を削減できるシステムが実現することを願い、次の点について説明を行いました。

 1.地震大国日本での地震との向きあうべきか : 狼が出た!ではなく、地震情報を、必要な場所へラジオ・テレビ・電話・携帯電話・インターネット利用者へ迅速・的確に伝える。GPSを搭載し、車が移動中でも動作する。

 2.巨大地震の予備知識 : 東海・東南海地震と予言中に、東日本大震災M9(世界4位)が、2011年3月11日に発生。震度階級の紹介と過去の事例をご紹介した。震源から離れた位置、例えば関東で人災があるのはおかしい。1分30秒前に知れば、ラッキーに避難できる筈である。

 3.モデル実演 : 東海・東南海地震と予言の実演、ならびに東日本大震災M9の実演。「東北東方向から、○○秒後、震度□□の地震です、すぐ避難して下さい」と放送。

 4.原理(特許)説明 : 簡単に説明しました。興味ある方は特許第4041941号(2007.11.22)をご覧ください。

 5.実用化に向けて : 実用化試験デモ機を作り、試験評価を継続することが今後の課題である。本システムを小型チップに埋め込む。資金とパートナが必要だ。

 6.質疑・ご意見・討議システム : 緊急地震速報とどこが違うかについて質問があり、現在地対応の個々の情報であることをご理解いただく。貴重な討議、後刻のメールも寄せていただき、私も大変勉強になりましたこと、お礼申し上げます。


 次回(2011年度前期第2回)は、2011年5月18日(水)の18時30分からです。技術士(上下水道、衛生工学部門)の村橋光臣氏による講演「おいしい水とは? (水道水とペットボトル)」です。開催場所がいつもとは異なり、花車ビル北館5階会議室になります。お間違えないように願います。

   (文責 澤栗裕二)