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2012年4月18日(水)に開催された「2012年度前期第1回 なごや環境大学愛知県技術士会講座」の報告

 下記の要領で、なごや環境大学の愛知県技術士会講座"「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ"の2012年度前期第1回目が開催されました。

 ・日時 : 2012年4月18日(水) 18:30〜20:00
 ・場所 : 花車ビル北館 6階会議室
 ・講師 : 伊藤久 (技術士(上下水道部門))
 ・題目 : 【続】福島原発事故に関する用語の解説


 受講者は20名、受講された皆さま、お忙しい中、参加していただきましてありがとうございました。

 今回のテーマは2011年10月に講演した続きでした。今回も内容が多くてまとまりのないものになってしまったことを反省しています。

 講演の後の質疑応答では、「政府が踏み切ろうとしている大飯原発再稼働の条件となっているストレステストはどうやって実施したのか?」が議論がされました。ストレステストは実証ではなく、シュミレーションであって、実際に事故が起こった場合にどれだけの効果があるのかが明示されていないのに、政府は原発の再稼働をなぜ急のか? 皆さんが大いに疑問を持つ結論になりました。

 以上のほか、
 1.国際原子力機関(IAEA)の権限で原発を減らす方向へ持っていけないか?
 2.チェルノブイル原発、福島原発、スリーマイルランド原発の @放射線放出量、A汚染面積、B避難区域の面積、C避難人口の比較
などについて議論がありました。



 これからも、毎月第3水曜日になごや環境大学愛知県技術士会の講座を続けます。次回(2012年度前期第2回)は2012年5月16日(水)の18時30分から、ナディアパーク デザインセンタービル6階集会室での開催です。技術士(機械部門)の杉本漢三先生による講演「原発に代わるエネルギー資源を考える」です。ご参加いただきますようお願い申し上げます。

   (文責 伊藤久)