2014年6月10日(火)に開催された「2014年度前期第3回 なごや環境大学愛知県技術士会講座」の報告 | ||
下記の要領で、なごや環境大学の愛知県技術士会講座"「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ"の2014年度前期第3回目が開催されました。 ・日時 : 2014年6月10日(火) 18:30~20:00 ・場所 : 花車ビル北館6階 会議室 ・講師 : 吉川豊行 (技術士(機械部門)) ・題目 : 「機械設計のおもしろさ — 最適設計に貢献する材料力学」 機械設計は多くの技術者が携わっていますが、製品の影に隠れてしまって設計者の顔があまり見えてこないのが現代社会です。機械設計の基になる機械工学を歴史の観点から眺めてみて設計のおもしろさを引き出そうと試みました。主に機械工学史の紹介をしましたが、その機械工学史が明らかにした技術の発展の理由(戦争・貴族による庇護)から現代の技術者に求められるであろう資質について議論を進めることができたのではないかと思っています。しかし、工学史にあまりにも時間をかけ過ぎたため、材料力学と機械設計の関係のところを駆け足で説明しなければならなかったことが反省点として残ってしまいました。アンケート結果にもそれが出ていて誠に申し訳ないと思っております。受講者は技術者の方が多かったと思いますが、その人達自身の業務がどのように発展してきて、自分がどの立ち位置で貢献できるのかということを考えるきっかけになれば良かったと思います。
次回(2014年度前期第4回)は2014年7月8日(火)の18時30分から、花車ビル北館6階会議室での開催です。犬丸晋氏(技術士(金属部門))による講演「アルミ缶屑は、どのように再生され、省エネにつながるのか」です。皆様のご参加をお待ち申し上げます。 (文責 吉川豊行) |