2014年7月8日(火)に開催された「2014年度前期第4回 なごや環境大学愛知県技術士会講座」の報告 | ||
下記の要領で、なごや環境大学の愛知県技術士会講座"「楽しく」「わかりやすく」「面白く」地球環境の将来を語り合う夕べ"の2014年度前期第4回目が開催されました。 ・日時 : 2014年7月8日(火) 18:30~20:00 ・場所 : 花車ビル北館6階 会議室 ・講師 : 犬丸 晋 (技術士(金属部門)) ・題目 : 「アルミ缶屑は、どのように再生され、省エネにつながるのか」 アルミニウムを作り出すには、大量の電気を必要としますが、いったん金属になると、地金にするエネルギーの僅か3%で再生でき、軽くて強い鋳物として、自動車、家電などに広く使われています。その内容をわかりやすく説明しました。 すなわち、アルミニウムは溶融塩電解法と呼ばれる特殊電気分解によって、多大な電力を消費して地金となります。しかし,一旦、地金となり、アルミ缶などに使われた後、地金に再生するためのエネルギーは、その僅か3%です。アルミ缶は清潔感もあり、近年では大量に使われています。その再生について説明し、最近話題のレアメタルやレアアースについても言及しました。
次回(2014年度前期第5回)は2014年8月12日(火)の18時30分から、花車ビル北館6階会議室での開催です。長谷川欽一氏(技術士(経営工学部門))による講演「異常気象と地域に密着した防災・減災」です。ご参加いただきますようお願い申し上げます。 (文責 犬丸 晋) |