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「メールの質問」コーナー
1 | 宿便について |
2 | 自律神経失調症? |
3 | 胸の痛み |
4 | 喘息で悩んでいます |
【宿便について】
宿便を解消すると痩せる
と聞いたのですが、本当ですか? |
●宿便とは・・・ 腸の粘膜はひだが深く、収縮の力が弱いとか、 下剤ばかり使っているとひだの中に残るのが宿便と言われています。 塩分を極端に減らして下剤をかけて宿便を取り除く方法もありますが、 自分で行うのは、危険です。 また、腸が収縮してないと、また戻ってしまいます。 腸の働きを良くする事が一番の方法です。 だいたい腸の動いていない人は、冷え症です。 身体が暖まり腸の動きが良くなり宿便がなくなれば、新陳代謝が高まり、 体調が良くなれば、痩せることもあります。 ●漢方薬は・・・ 便通や生理の状態で変わります。 例えば、 桂枝加芍薬湯,当帰芍薬散、大柴胡湯 などです。 もちろん、毎日の食事に気を付けること、 規則正しい生活習慣が大切なことは言うまでもないことですよね(^^) |
【自律神経失調症?】
26歳 OL
私はもともとストレスを感じやすく、すぐにカッっとなったりイライラすることが多いです。
安定剤は一番効くと思っていますが、なるべく自然療法という形で
精神的に安定するようになりたいです。 |
こんにちは、、メール受け取りました。 治療法が、はっきりせず、難治で、不安な事と思います。 イライラするのは、性格ではなく、身体の不調から来ているのだと思います。 あなたの様な方こそ、漢方薬が合っていると思います。 いままでに、何か試されましたか? 生理のことなど、もっと詳しくお聞きしないと確定できませんが、 柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)か、 桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ) がどうかなと思います。 竜骨や牡蛎は天然のカルシウムで漢方薬の精神安定剤とも言われています。 身体の為にも良いですし、安心して続けられます。 エキス剤も出ていますがやはり、煎じ薬がよく効きます。 クマ笹の良い薬もあります。 若い人程、自然治癒力が、有ります。それを最大に高める事が大切です。 食事、飲み物、生活習慣が大切なのは、言うまでもありません。 きっと、良くなりますよ。 |
【胸の痛み】
先日より、左の心臓のすぐ近くに刺すような痛みが出ました。 大学病院で、検査をしてもらったところ、心臓関係ではないとの事でした。
肋間神経痛とはどんな病気でしょうか? |
●肋間神経痛とは・・・ 片側の一部の助骨にそって、刺すように激しい痛みが突然おこり 短時間で治まるが、また反復します。 ふつう、数個の助間神経が関係しますので、 痛みは胸部を半環状に囲んでおこります。 咳や呼吸によってひどくなり、圧痛点が障害部位にみられます。 ●治療法 東洋医学では神経痛は、体質的に冷えと水毒を持っている人が 寒と湿気が加わったときに出ると言われます。 漢方薬では、 五積散(ゴシャクサン)や附子(ブシ) を使った処方があります。 ●日常の注意としては・・・ 水分、甘い物を控え、身体を動かして汗を上手にかいてください。 |
【喘息で悩んでいます。】
25歳 男性
僕は、25歳の営業の仕事をしているサラリーマンです。
喘息で悩んでいます。 また、どのくらいの価格で処方していただけるものなのでしょう? |
さて、お尋ねの喘息ですが、アレルギーのひとつで簡単なものではありません。 >喘息にも効く漢方薬はあるのですか? 一般的に使われているものは、 「麻黄(まおう)」 を入れた処方です。 近年注目されているものでは 「柴朴湯(さいぼくとう)」 があります。 柴朴湯に含まれている小柴胡湯(しょうさいことう)は気管支を強くして、風邪にかかりにくくしたり 免疫力を高める作用があります。 同じく含まれている半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は粘膜の余分な水分を取り除き、 ノドの過敏性をとり、気管支の緊張をゆるめます。 あなたの胃腸が特に弱くなければお勧めできます。 >また、どのくらいの価格で処方していただけるものなのでしょう? 上記の処方ですと煎じ薬で、1日分500円〜600円、 エキス散で、1日分450円〜500円です。 ●日常の注意としては・・・ 冷たい飲み物、甘い物、季節より早い果物などは控えめにしてください。 生野菜を控えて、なるべく火を通して摂るようにしてください。 がんばって、治しましょう! |
「よくある質問」コーナー
Q1: | 漢方薬と新薬のちがいは? |
Q2: | 漢方薬と民間薬のちがいは? |
Q3: | 漢方治療が向く病気、向かない病気は? |
Q4: | 漢方薬にも副作用はあるのですか? |
Q5: | 漢方薬なら他の薬と併用してもだいじょうぶ? |
Q6: |
漢方薬はなぜ食前又は食間なのですか? 食後に服用してもかまわないですか? |
Q7: | 子供にも飲める漢方薬はありますか? |
Q1 漢方薬と新薬のちがいは? |
A
〔新薬〕・・・人工的に化学合成された物質がほどんど。 一つの成分で構成されている。 一つの疾患や症状に強い薬理作用をしめす。 〔漢方薬〕・・天然の生薬を使用。 二種類以上の生薬で構成されている。 一つの薬方(処方)で色々な病状にも対応できる。 |
Q2 漢方薬と民間薬のちがいは? |
A
〔民間薬〕・・・伝承的・家伝的な薬である。 一種類の生薬からなる。 用法・用量も詳細には決まっていない。 ドクダミ、センブリ、ゲンノショウコなど 〔漢方薬〕・・・漢方医学の理論に基づいた処方。 二種類以上の生薬が配合されている。 製法・用法・用量が、決まっている。 葛根湯(カッコントウ)、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)など ともに生薬を使用し、何らかの薬効があり、古くから伝統的に使われてきた という点では同じである。 |
Q3 漢方治療が向く病気、向かない病気は? |
A
〔新薬向き〕・・・・原因が特定できる病気。 原因別の治療が可能、手術が必要な場合。 救急な疾患、重症の感染症など。 〔漢方薬向き〕・・病院の検査で異常がないのに、自覚症状がある病気。 原因の特定できない慢性の病気。 体質がからんだ病気。 自律神経失調症、更年期障害、妊婦など |
Q4 漢方薬にも副作用はあるのですか? |
A
あります。薬である限り、どのような薬にも必ず
薬効があるのと同時に副作用があります。 ただ、薬の種類によって、また人によって、 副作用の発生頻度や種類、程度は異なってきます。 漢方薬の処方ごとに異なりますので、医師や薬剤師 又はメーカーにお問い合わせください。 |
Q5 漢方薬なら他の薬と併用してもだいじょうぶ? |
A
自分の判断で併用することは絶対に避けてください。 漢方薬に限らず、お薬を併用する場合は、必ず、かかりつけの 医師や薬剤師に相談するようにしてください。 |
Q6 漢方薬はなぜ食前又は食間なのですか? 食後服用してもかまわないですか? |
A
漢方薬の食前又は食間服用は、胃の中がカラになって
いるほうが薬効成分がよく吸収されると考えられているからです。 しかし、飲み忘れた場合には、食後に服用しても差し支えありません。 |
Q7 子供にも飲める漢方薬はありますか? |
A
喘息やアトビーなどのアレルギー、へんとうせんなどで
よく熱をだす、ひきつけ、夜泣き、夜尿症、食が細いなど
子供特有の病気にも、それぞれ薬があります。 自分で飲めない乳児なども、母親が薬を飲むことで 母乳を通じ、薬効が出るようです。 |
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