名古屋がく その1 に戻る

赤味噌道

名古屋というと、東の文化と西の文化の融合の地で、とかく「オリジナリティがない」という印象がもたれているようだが、これが食べ物の話題となると状況はガラリと一変する。
「名古屋独特の」という言葉が枕詞のように、頻繁に登場してくるのだ。
代表選手は味噌。いうまでもなく、八丁味噌で知られる豆味噌、一般的には赤味噌と呼ばれているが、厳密には別物である。
その昔、徳川家康の岡崎城から約8丁(870m)離れた、当時の八丁村(現:岡崎市八帖町)で主に作られたこの味噌は、他種のように米や麦を混ぜない。大豆と水と塩のみで発酵させるため、あの辛さが生まれるのである。


ういろう 及び 菓子一切道

名古屋がかつて「茶処」だった名残か、それとも辛い赤味噌の反動か、名古屋には甘いお菓子で有名なものが数多くある。
小倉トーストの例を挙げるまでもなく、名古屋で甘味関係の食品を探す事は難しくない。
まずは、名古屋土産の代表格「ういろう」である。そして、隠れた名菓「鬼まんじゅう」。さらに、両口屋是清の「水ようかん」と「をちこち」、「納屋橋饅頭」、「きよめ餅」「千なり」「フルール」「なごやん」「チョコまん」「サンモリッツ」、備前屋の「あわゆき」・・・
一方、辛味関係の方にも、「えびせんべい」という古くからの名菓があることは見逃せない。「坂角」と「桂新堂」が有名で、何より名古屋土産としては珍しく軽い。


寿がきや道

企業名であるが、名古屋グルメ道を語る上でどうしてもはずせない店であり、即席めんメーカーなのである。
正式名称は「株式会社スガキコシステムズ」
現在、東海三県を中心に全国400店舗近くのラーメンチェーン店と、系列店を持っている。うまいでぇ!!