3日目
 ホテル → ノイシュバンシュタイン城 → シュバンガウ(昼) → ヴィース巡礼教会 → ホテル(カールトン ヨーロッパ)

 
 今日の出発は昨日より少し遅い8時10分。それまでに朝食を済ませて荷物をまとめる。

 ところで、このホテルは親日家の方が経営されているようで、朝食にはご飯とみそ汁があった。バイキング形式でこれらをいただく。
 
 
 そしてホテルを出発。予定表ではノイシュバンシュタイン城の前に買い物の時間があったが、なにせ日曜日。混雑を警戒してノイシュバンシュタイン城へ先に行くこととなった。これが正解で、既にシャトルバス乗り場には列が。
    

うわー、並んでやがる! ドイツに来ても「混雑は敵だ」

こちらはホーエンシュヴァンガウ城
 
 先に来て正解ですよ。時間にも余裕があります……のはずだったが、前の団体が人数多すぎで僕らは1本後のバスになってしまい、余裕時間は帳消しとなってしまった。シャトルバスで坂道をひたすら登る。
  

先ほど見上げていたホーエンシュヴァンガウ城が眼下に

曇りがちながら眺めがよい
 
 そしてついに姿が見えたノイシュバンシュタイン城。
 

意外と全容が見えづらい…

こちらから入る
 
 見学は完全時間指定制。遅れたら入れてもらえないとのこと。入口で専用の携帯電話型端末を渡され中に入る。電話しながら歩いているような人ばかりになるが、日本語の解説を聞くことができる優れものだ。僕はこの端末にイヤホンジャックがあるのに気づいたので、手持ちのイヤホンをつないだ。これでハンズフリー。
 撮影禁止ではなかった気がするが内部の写真がほとんどない!
   

らせん階段を何回か通る。目が回る…

ルートヴィヒ2世も眺めたであろう風景
 
 豪華な装飾や秀麗な姿などに圧倒される半面、この城の経緯を考えると物哀しい雰囲気も感じた見学ツアーであった。
 
 見学を終えて帰りは徒歩で坂道を下る。馬車もあるが事故があってからは乗車を推奨していないとのこと。途中、懸命に馬車を牽き、坂道を登る馬とすれ違ったが、これが帰国後の自分の姿を暗示しているとはまだ知らないのであった。 
 
 バスが待つ駐車場まで下りるとものすごい人! もう夕方しか入場できないらしい。買い物のため30分ほど店に立ち寄ってから昼食の店へ移動。
 

さきほど眼下に見えたところをバスで行く

ここで昼食
 
 のどかな場所である。

 晴れてきた。もう少し早く晴れてくれよな…
 

ロールキャベツ。日本のとはかなり違う。ポテトのムース?も定番のよう。

デザートもおいしかった。
 
 次はヴィース巡礼教会。
 
 世界遺産に登録されているこの教会は、草原の中にぽつんと建っている。外観は素朴だが中は華麗である。ただ、撮影禁止なので写真はナシ。けっこうみなさん撮影してましたが…。

 ここまでは近い移動で済んできたが、ここからは400km、約6時間の移動となる。そして国境も越えてしまうのだ。初めて国境を陸で超える。
 
 ノイシュバンシュタイン城に別れを告げ、バスはスイスのインターラーケンを目指す。
 

地元のお祭りがあったようで交通規制にかかり遅れが…

ノイシュバンシュタイン城と草原を行く馬車
 
 順調にアウトバーンを走っていたが、今度は工事渋滞。日本なら土日を外したり、行楽シーズンを避ける高速道路の工事であるが、こちらは冬は雪や凍結でできないので、夏にやらざるを得ないんだとか。これで1時間以上のロス。

 ようやく渋滞を抜けるが今度は国境越えで難儀。税金の還付手続きをしたいのだが、国境の事務所がしまってる! 通行だけなら支障ないけど、税金還付ができない。2か所回ったところで、還付書類は専用の投函箱へ入れれば良いと分かったが、国境事務所を2ヶ所も巡ったおかげでまたまたロス。
 

2km以上ノロノロ。写真はあと800m。長い…

国境。特に誰もおらず拍子抜け。基本、往来は自由。
 
 今回の旅、乗り継ぎで降りた韓国は別としても、ドイツ・スイスの2か国の旅であるが、行程上もう2か国行っている。ドイツからスイスへ向かうのに、オーストリアとリヒテンシュタインの2か国を経由しているのだ。もちろんこれらの国の国境も特に何もなし。県境を越えるくらいの感覚だ。

 いやぁ〜、大陸は広い。

 そんなこんなで、インターラーケンに着いたのは21時! 7時間の移動時間となった(途中休憩30分)。渋滞と国境でのウロウロがなければ予定よりも早く着いていたんだろうなぁ。

 21時でも明るい! なので、遅い気がしない!
 

夕日に照らされたユングフラウ

メインはシュニッツェル。大ざっぱにいえば豚肉のカツレツである。
 
 夕食後にチェックイン。
 

部屋

布団の上にあるのはスイス国旗の包み紙に入ったチョコ
 
 
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