2日目
 宿 → 函館 ⇒(スーパー北斗1号)⇒ 札幌 → ラベンダー・イースト → 富田ファーム → 美馬牛峠 → 宿(チェックイン) → 寿し心なかむら(夕食) → タワー・スリーエイト → 宿(JRタワーホテル日航札幌)
 

 5時起床!

 早々にチェックアウトして函館6時22分発のスーパー北斗1号に乗る。自由席なので、念のために早めに駅に来たが、自由席はガラガラであった。駅の弁当屋さんの開店を待って朝食となる弁当を購入。朝食は車内でとなった。
 

特急スーパー北斗

今日の朝食「山海ほたてめし」

 函館駅を発車。約3時間半の列車旅だ。まずは大沼・駒ケ岳がお出迎え。その後は海を見ながらの車窓が続く。 
  

大沼と駒ケ岳

内浦湾を見ながら

 海は基本的に車窓右手になるが、左手には山や牧場が見られる。
 

草地が広がっている

こちらは牧場。奥は樽前山だ。

 やがて海から離れ北上し、新千歳空港を左手に見ながら進むと札幌市街地へ。札幌駅に到着すると高速軌道試験車が入線するのが見えたので、時間がない中でもすかさず撮影!

高速軌道試験車、通称「マヤ」
 線路の状態を検査する車両で神出鬼没。以前、札幌駅を訪れた際にも、JR東日本から来た電気・軌道総合試験車「East i」を目撃している。札幌駅での「珍客」遭遇率は高い気が。

 大急ぎで撮影を済ませて、レンタカー店へ移動する。時間短縮のため、貸渡し時の説明を省略する「クイックスタート」で予約しておいたんだが、混雑だけはどうしようもない。

 「何してやがる。係員が次の客の応対できんじゃないか。ナビのセットなんてとりあえず車を出してからよそでやれよ」
 もたもたとナビを操作してた先客が出て行き、その客を見送っていた係員が僕らのところに来た。 
 
 やっと、札幌駅前を出発。一路富良野へ向かう。車の多い札幌市街地を抜ければ快適ドライブだ。空も青いしいい気分。こんな日は白い大型バイクで追いかけてきたり、道路際に三脚を立ててレーダー波を照射してくる方がいるので要注意。早く着きたいが、捕獲されたくない。葛藤が続く。
 

テレビ塔の脇をかすめて

道央自動車道を快走!

 三笠ICで道央自動車道を降りて一般道へ。60km/hの道路であったが、少し行くと最高速度50km/hの開始標識があった。速度を落とす。40、50km/hのところは危険なんだよね〜、しかも直線だしと思った矢先、視線のはるか先に白いヘルメットに水色の制服!

 そしてすぐ目の前、路肩に四角い機材の載った三脚が!!


  あぶねぇ!!!!!!

 やってやがった、ネズミとり。だが、「入れ食い」状態だったようで、サイン会場が満員。停止係が旗持って出てくることもなく事なきを得た。既に警戒してて+10kn/h程度だったのも良かったのかもしれない。

 さて、三笠の市街地を出るとここから富良野までは山越えのほぼ一本道。これが50km以上も続く。青空と木々の緑がきれいで走りやすい道ではあるが、特に遠くが見えるわけでもなくさすがに飽きてくる。前を行く遅いトラックにイライラしていると富良野に着いた。
     

富良野に到着! 

ここで昼を食べる予定だったが…

 富良野は3回目だが、一番いい天気だ。さっそく昼にしようと目をつけていた店に行くが混雑してやがる。10組以上の待ちがいるようで、ただ待っているのも何だしと、すぐ隣接のラベンダー・イーストへ。富田ファームの運営する日本最大級のラベンダー畑だ。
   

道路から見える一面のラベンダー畑が気になる

ラベンダー畑と十勝岳

 ここは意外とすいている。季節の野菜カレーが食べられるようなのでここで食べよう。今日は気温28℃でやや暑いが湿度が35%程度。ジメジメ・ムシムシした地元とは違った心地よい暑さだ。
   

こんな景色を見ながらテラスで昼食。いいわ〜これ。

 ラベンダーの眺めと香りを楽しんだらファーム富田へ移動しよう。車で5分程度で着く。混雑しているがすんなりと駐車。
 

ファーム富田のトラディショナルラベンダー畑からの眺め

彩の畑の方向を見る。

そして彩の畑。ガイドブックなどでも有名な風景だ。

 ここで、気になっていた事項を確認する。カシオペアの運行状況だ。今回の旅行は台風で気をもまされての出発であった。台風はノロノロと西日本を通過している。もし、今日上野を出るカシオペアが運休になってしまったら、明日僕らが乗る札幌発のカシオペアは運休になってしまうのだ。前日の北斗星が運休になっただけに、緊張しながら運行状況サイトを開く。

 何も出ていない!!!!!!

 よっし! 大丈夫だ!

 安心したところで、もう少し散策していこう。
 

ラベンダーアイス。暑いのでちょうどいい。

ラベンダー以外の花もきれい

「撮り鉄」もぬかりなく

こちらは富良野・美瑛ノロッコ号をラベンダー畑と

 意外と時間が押してない。美瑛へ行く時間はほとんどないと思われたが、美馬牛あたりまでなら行けそうだ。
 

美馬牛峠近くへ

丘が波打つよう

 ここでタイムリミット。時間は不便。今日も1日30時間でいいが、きっちり規定どおり24時間。後ろ髪を引かれすぎて、抜け落ちてしまいそうな心地にて美瑛を後にした。

 タイムリミットまで滞在したので余裕時分はゼロ。札幌へと急ぐ。旅行パックの関係で、宿は札幌なのだ。そもそもこのパックで富良野へ来ること自体が間違っているのかもしれない。
 ナビのルートに逆らって富良野市街の回避やなんかで到着予定時刻を7分短縮。が、富良野から三笠までは往路と同じ、合流分岐のほとんどない一本道の山越えルート。往路に引き続き、またもやトラックに邪魔され到着予定時間が延びていく。しかも往路でのトラックとは違い、先を譲ることを知らぬ糞トラックだ。延々30分付き合わされ、三笠IC手前で片側2車線となってこの糞トラックと並んで赤信号で止まったところで、糞トラックに向かって抗議のジェスチャー。大人げないが仕方ない。で、青信号になったら殴られる前に逃走だ。基本、小心者である。
 
 三笠ICからは快適に高速道路を走って今日の宿、JRタワーホテル日航札幌に到着。チェックインを済ませたら夕食のため外出。今夜は寿司! 札幌駅にほど近い、「寿し心 なかむら」だ。混雑を覚悟したが、運よくすんなり着席できた。

 回らない寿司は久しぶり!

 カウンター席だったこともあって、1貫1貫説明付で順々に出され、大将との話も弾む。写真も撮りたかったが、1貫1貫順々に出されたこととカウンター席だったこともあり、撮影は遠慮することとした。なので、写真はなし!

 満足したところで次はタワー・スリーエイト。入場券とドリンク引換券が旅行パックに付いているので、それを利用する。
  

入口

札幌の夜景を眺める

別の方向。道路がまっすぐのびている。

名物展望トイレ。その開放感たるや、ハンパない。

 短時間ながらも夜景を楽しんでおりてきた。本日の日程は終了だ。早朝から夜遅くまで欲張ったなぁ、ホント。
 
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