3年ぶりの北の大地。久しぶりの富良野と美瑛、そして初めて行く層雲峡を選択しました。時期が時期(お盆期間)だけに警戒はしていたものの航空の手配が少々手遅れとなってしまい、0日目(夜に現地に行きすぐに宿泊、いわゆる移動日)を作ることになってしまいましたが、時間という点では有効に働いたと思う。
 
0〜1日目
 自 宅 → 最寄駅 ⇒(普通)⇒ 金山 ⇒(準急)⇒ 中部国際空港 ⇒(SKY767)⇒ 新千歳空港 ⇒(快速エアポート)⇒ 札幌 → 宿チェックイン(ホテルサンルート札幌) → 札幌 ⇒(地下鉄)⇒ 豊水すすきの → パフェテリア パル → 豊水すすきの ⇒(地下鉄)⇒ 札幌 → 宿
 宿 → 札幌 ⇒(特急宗谷)⇒ 旭川 → 青い池 → フェルム ラ・テール 美瑛(昼食) → 北西の丘展望公園 → パッチワークの路 → 赤い屋根のある丘 → 四季彩の丘 → 森の時計 → 宿(エーデルヴェルメ) 

 
 今回は往復とも航空利用である。「は? 普通は往復とも航空では?」という声が聞こえそうだが、10回ぐらいは行っている北海道旅行のうち、7回は片道に寝台列車を利用しているし、うち1回は往復とも鉄道利用であった。そう。往復とも航空を利用したというほうが少ないのだ。
 
 さて、出発当日は19時10分のフライト。時間の有効活用のため、中部国際空港の入浴施設を利用して、ホテルの風呂は省略する。のんびり飛行機を眺めながらの入浴となった。
  
 札幌に着いたらチェックインを済ませて「シメパフェ」を食べに行く。札幌では、食事や飲んだ後にパフェを食べる「締めのパフェ」が 札幌の夜の定番となりつつあるらしい。

桃のパフェ
 地元と違って涼しい札幌。外のほうが快適に感じる。シメパフェは混雑を警戒して予約をしておいた。幸い飛行機も電車も遅れなかったので、余裕を持って店に着けた。
 12、3人並んでいたので予約は正解。もう22時半。明日は6時には起きるので、待たされる20分、30分は痛いのだ。

 パフェのほうはくどくなくて食べやすい。食事やアルコールのシメという趣旨があるからなんだろう。2人で1つでいいかなと思っていたが、これなら1人1つ食べられる。
  
 で、翌日は6時半から朝食をとり、札幌駅7時30分発の特急宗谷の客となる。
  

特急宗谷

函館本線の車窓。曇っているのが惜しい。

 お盆期間ということもあってかほぼ満席だ。始発駅から乗車とはいえ、指定席にしておいて正解だ。朝食時間との兼ね合いで何十分も前から駅で並ぶなんてできなかったからだ。
 
 旭川に着き、レンタカーの貸出手続きを終えてレンタカーで美瑛の青い池へ向かう。貸出手続きは混雑しておらず順調なスタート。混雑する前に青い池に着きたいが、どこまで早く着けるか。10時過ぎると混雑するというが、10時前には着けない。しかし、少しでも早く!
  
 混雑し始めていたが、なんとか10分待ちで駐車場へ車を入れることができた。
 

水面が光っちゃうとせっかくの「青」が・・・

このアングルがイメージどおりの色か

 青い池は初めて訪れた。光の当たり具合でも色が異なって見えるようだ。この日はちゃんと青かったが、大雨で濁ってしまうと薄緑になってしまうらしい。
 
 次はパッチワークの丘へ行こう。いい時間なのでそのまま昼食だ。ここも混雑を警戒して予約済。
 

フェルム ラ・テール美瑛の外観

店からの眺め

 洋菓子・パン・レストランカフェの複合施設として平成29年6月にできた店。小麦粉、牛乳、砂糖など材料の一つひとつをできるだけ国産の物を使用しているという。パン、スープなどおいしくいただくことができた。
 
 庭で少々のんびりしてから次へ向かう。北西の丘展望公園だ。
  

北西の丘展望公園からの眺め。

こちらは別の方向。

 そこから車を少しだけ走らせて…
 

パッチワークの路から。

こちらは分かりづらいが、白い花が一面に咲いている。

 青空じゃないのが惜しいが、涼しさと壮大な眺めはじゅうぶんに満喫。
 
 次は四季彩の丘へ向かうが、途中でどうしても立ち寄りたいポイントがある。3年前に富良野までは訪れたが、このポイントはギリギリ時間がなくなりあきらめた記憶がある。
   

通称「赤い屋根のある丘」。赤い屋根の家は背の高いとうもろこしに埋もれ気味。以前は背の低い作物だったのでよく見えてた。

 ここは撮影スポットの1つ。入れ替わり立ち替わりカメラを手にした観光客がやってくる。下に以前撮影した同じ場所の写真を2枚貼っておこう。
  

平成18年7月撮影。麦畑である。

平成21年9月撮影。この時はとうもろこし畑だ。

 以前撮影した写真に2枚とも写っている一番左の一本だけの木がなくなってしまったようだ。

 四季彩の丘へ。ここは思い出多い場所。平成18年7月、ここを初めて訪れたのだが、この時は帰りに乗る予定にしていた寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運休決定を知った直後で、沈んだ気持ちで向かった場所であった。
 しかしだ。それを吹き飛ばさんばかりの絶景。運休も忘れてガラガラの園内ではしゃいでいた記憶がある。
  

圧巻ですわ、これ。これで入場料ナシなんですぜ。寄付金箱があったので入れてきた。

スノーメロン(1,500円!)
 園内はけっこう広いが、奥までは行かず上の写真の眺望だけで十分! 
 スノーメロンを食べようということで売店で1つだけ購入。左の写真のがスノーメロンなんだが、メロン半玉にソフトクリームがのっているというなんともド迫力なシロモノ。当然
 目立つ! 買ったとたん、他の客からジロジロ。

 2〜3人で1個が適量だろうな、これ。家族4人で食べてた外国人もいたなぁ。

 美瑛を後にして、富良野のカフェ「森の時計」まで移動。ここも3回目か4回目になるが、カウンター席に座ってコーヒー豆を自分で挽いてコーヒーを飲みたいという妻のリクエスト。
    

「森の時計」の外観

これで豆をひく。カウンター席限定だ。
 今日は比較的ゆったりと回れている。時間に追われ、時間を不便にも疎ましくも感じることが多い中、今日は適切な時間の速さだ。
 店内の壁に右の写真のような物が掛けられていた。
 そう。旅行期間中はゆっくり時間が過ぎてくれればいいのよ。なのに40秒とか45秒で1分となっているんじゃないかと思えるほど旅行中の時間は速い。旅行中は90秒から120秒で1分でいい。もし、時間流量を調整でき、なおかつその分の帳尻を合わせる必要があるのなら、来週出勤してからの時間を減らしてくれればいい。
 
 楽しい時は、ゆっくりと過ぎてくれ

店内の壁に…
 
 初日からけっこう楽しめた。本日の宿へ。おっと、その前に「美瑛マルシェ」に寄っていこう。土産も意識しておかないと。いくらお盆のヒマな時期とはいえ、3日も休んでいるのだ。
   
 
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