スノーシューでの雪山トレッキング。今回は入笠山。スノーシューの初心者・入門向けと聞いて行ってみました。 


 地元から中央自動車道諏訪南インターまで車を飛ばし、インターを下りると10分足らずで富士見パノラマリゾートに到着。 晴天の日曜日ということで混雑。着がえ、レンタル待ち、ゴンドラ乗り場までの移動、ゴンドラ待ち…と意外と時間がかかってしまった。
 

ゴンドラ乗り場は意外と遠い

ゴンドラ「すずらん」で標高を稼ぐ
 
 ゴンドラでスキー場の山頂まで行ってスノーシューを装着。9時半には出発していたかったが、なんとか30分遅れの10時にスノーシュー トレッキングを開始することができた。
 

スタート地点はスキーのスタート地点でもある。ここでもこの景色。期待が高まる!

 まずは林の中を進む。ほぼ平坦からゆるい下り。なぜか歌が口をついて出る。

 仕事という鎖を〜外して〜♪ 楽しもうぜ〜♪   
 
 気分高揚
 

林の中を進む。木漏れ日がきれいだった。

視界が開ける場所から。諏訪湖、遠くには北アルプスの山なみ。

 すぐに入笠湿原のゲートがあらわれ、入笠湿原へ入っていく。夏場は木道部分しか歩けないが、今日は一面の雪原。縦横無尽に足跡がついている (本当はいけないらしいが…)。
 

入笠湿原。雪原となっている。

遊歩道の小さな橋もこのとおり。
 
 ちなみに夏(6月下旬)の様子と比較したのが下の2枚の写真だ。左が今回、右が6月下旬。手前の斜面には一面にすずらんが咲く。
 

 入笠湿原を横切り、細い林道を少し歩いていくと旧スキー場。ここからが上り坂。とにかく登る。
 

スキー場跡の斜面を登る。

ふり返ると蓼科山が見えてた。

 そして・・・

 ここから山頂到達まで 写真が一切ない!

 なぜか。それは、黙々と登ることになったからだ。スキー場跡に始まり、その後も林間をハーハー言いながら黙々と登山。撮影する余裕、ゼロ。 林間ばかりで眺望がきかなかったためということもあるが。

 そして、頂上まで標高差50mほどのところから急登。

 スノーシューで登ること自体が間違ってる気がする。スタート地点を出て1時間40分。ついに入笠山山頂に到着!
 

圧巻の眺め。蓼科山から八ヶ岳までが連なる。ふもとの盆地の田畑にも雪が積もっている。

 360度の大パノラマ! 西から少しずつ薄い雲が広がってきて空の青さが落ちてきたが、視界は良好。風も弱く寒くないのがありがたい。
 

山頂は標高1955m

富士山!

甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山

木曽駒ケ岳や御嶽山

 このほか、遠くは北アルプスの峰々まで見渡すことができた。

 山頂には40人くらいはいただろうか、多くが昼食を食べている。僕らも昼を食べよう。今回はパン。お湯を沸かして温かいスープとともに食べた。 絶景を目の前に贅沢なひと時だ。
 

乗鞍〜穂高、さらに右手へ北アルプスの山なみが続く

 1時間ほど山頂に滞在して下山。
 いきなり急な斜面。さっき登ったもんなぁ。上りはよいよい、下りは…

  2回も尻もち、滑り台!  本能的に 絶叫!

 うわぁぁぁああああ!!!!!!!

  スノーシューでは無理だよ、あれ。誰よ、初心者でもOKって案内出したの。

 必死につき、またもやしばらく写真なし。
 

林の中を進む。行きとは少し違うルートを選択。

林の外にも出られる。

 スキー場跡を下り、入笠湿原を横切って少し上り坂。

  かなり足腰が参ってきてた。 ヨタヨタ
  

入笠湿原の斜面を登る。

ようやく見えたスタート地点! 無事戻ってきた。

 入笠湿原の斜面を登るのがキツいキツい。登ってしまえばもう少しでスタート地点。このあたりも行きとは違うルートを選択した。
 
 14時30分。スタートした地点に戻ってきた。スノーシューを外し、ヨタヨタとそのまま喫茶へ。ケーキを食べて休憩だ。いやぁ、大満足。 心地よい疲れという やつだ。
  さ、帰路につこう。今日は日曜日。明日はすぐに仕事がある。車も自動じゃ走らんし・・・眠気もなぁ。
 しかし、気持ちが高ぶったままだったのか、珍しく眠くならずに運転できた。

 今回のスノーシュー、実に満足度の高い1日となった。
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