北近畿タンゴ鉄道の「丹後くろまつ」と、話題の竹田城へ行ってみることにしました。が、しかし! 竹田城へ行くと日程を組んだ日は地元の 祭りのため立入禁止と判明。おかげでむりやりな日程となってしまいました。土曜日早朝に竹田城をねじ込む形となったため、金曜日の夜に出発。 いわば前泊である。いっそ金曜日の仕事をなぎ倒すという手も考えなくもないのですが、多忙が 見込まれていたため計画段階でボツ。日・月で日程を組むと後がなぁ…ということでこれもボツとしました。 加えて、台風が接近することが分かり気をもむ展開。台風よ、遅く来い、遅れろ!南海上でゆっくりしとれ! (沖縄の人、沖縄へ行った人スマン)と念力を送りながら当日を迎えました。 |
|
0〜1
日目 自 宅 → 最寄駅 ⇒(新幹線)⇒ 京都 ⇒(特急きのさき15号)⇒ 福知山 → ニコニコ温泉(立ち寄り湯) → 福知山 ⇒(普通)⇒ 和田山 → 宿(ホテルサンルート和田山) 宿 → イオン和田山店 ⇒(早朝雲海バス)⇒ 竹田城跡 ⇒(タクシー)⇒ 和田山 ⇒(特急きのさき8号)⇒ 福知山 ⇒(特急たんごリレー1号) ⇒ 天橋立 → 天橋立散策 → 天橋立 ⇒(丹後くろまつ3号)⇒ 豊岡 → 宿(ブルーリッジホテル) |
|
ということで、今回の旅行は
土・日・月の3連休のうちの土日を利用。金曜日は終業のチャイムが鳴るや逃げるように事務所を出て、
猛烈な勢いで帰宅(自転車4分!)。着替えて2人分の荷物を持って
大急ぎで最寄駅へ。駅へは急ぎたいが車は自分で家へ帰れないし、バスもいい時間のがない。仕方なく小走りで向かう。雨でなかったのが救いだ。 妻はといえば、これまた定時と同時に退社し、名古屋駅へ直行。夕食の弁当と明日の朝食を調達しする役割。コンビニ弁当ではなく、デパ地下の弁当だ。 慌ただしく名古屋駅17番線へ。妻と合流してのぞみ号の自由席へなだれこんだら、 京都駅までの35分で夕食だ。 ここまで来ればもう大丈夫。京都駅での乗換も十分時間がある。京都からは特急きのさきで福知山へ。ここで立ち寄り湯のため途中下車。ホテルにも 風呂はあるが、大浴場ではないため同時に2人入れない。入浴時間の短縮のための立ち寄り湯なのだ。ホテルに着いたら一刻も早く寝たい。なにせ明日は4時起き なのだ。 ・・・ ・・・ ・・・
仕事の疲れもあり、ソッコーzzzzzzz 気付いたらもう4時! 昨日調達した朝食を食べるとチェックアウト。歩いて5分の早朝雲海バス (竹田城へのシャトルバス)乗り場へ。 まだ真っ暗 暗い中、三々五々人が集まりバスに乗車。そしてバスで約20分。山城の郷というところでバスを降り、あとは歩いて登る。 懐中電灯がないと厳しい。が、だんだん薄明るくなってきた。 |
|
東の空がだんだんと… |
竹田城の門。まだ薄暗い。 |
薄暗い山を三々五々登っていく人がいる。こんなの初めて。竹田城跡に到達する頃にはずいぶん明るくなってきた。 |
|
途中、ふもとの街が見えた。 |
月がまだ明るい |
坂道をあえぎあえぎ登り、6時頃についに竹田城跡に到着! |
|
登ってすぐの地点からの眺望 |
期待の雲海は別の場所に少し… |
雲海は出ていなかったが、こういう場所にこんな早朝に来たことがないので新鮮。なんというか、パワーを感じる。 |
|
天守台跡。今は立入禁止。 |
連なる石垣。圧巻だ。 |
竹田の町並を見下ろせる。ちょうど列車が竹田駅を出た。 |
西方向の眺め |
次々と人がやってくる。まだ6時半だよ。おそるべし、竹田城跡。 帰りは和田山駅までタクシーにしたのだが、運転手氏の話では去年の秋はもっと大混雑だったらしい。シャトルバスの積み残しは当たり前で、 バスを待ち切れない客からタクシー会社にもじゃんじゃん電話が入ってたそうだ。年に1度の地元の祭りも大混雑の影響を受けて運営に 支障が出たようで、とうとう地元が怒ってしまい今回の祭り当日の入山規制に至ったんだって。交通規制にバス規制、祭り当日の入山規制。 今年はとにかく規制が厳しいのだそうだ。規制しすぎで観光客離れにならなければいいがと、運転手氏は憂えていた。 和田山駅から特急を2つ乗り継いで天橋立へ。 |
|
きのさき号は新型の287系 |
たんごリレー号はKTR8000形 |
天橋立に到着。朝が早かったこともあり、少しおやつを食べて散策に出発! 前回来た時は砂州を歩いて渡ったが、今回はレンタサイクルにしよう。気持ちの良い陽気。平坦で快適。前回歩いて対岸まで渡ったけど、 正直疲れた。その点、自転車は快適! |
|
松の木が続く |
遊歩道をそれて砂浜に出てみる |
自転車をパチリ。サドルが大きいので快適だ。ウチのも換えたいな。 |
海の向こうに1両編成の列車が |
砂浜や松の巨木などで止まりながら対岸へ。 対岸に着いたらレンタサイクルを返却して傘松公園に向かう。 |
|
傘松公園へはリフトかケーブルカーで行く |
天橋立の眺望 |
天橋立が一望できる。写真的には ド逆光。順光で撮りたければ対岸の天橋立ビューランドからがいいだろう。 では、ここで、お決まりの… |
|
股のぞきをしたら下山。そろそろ時間だ。下山のリフトがこんでいて少々焦る。 帰りはボートで対岸までわずか6分。あっという間。予定どおりの時間に天橋立駅へ帰ってくることができた。 さ、 丹後くろまつ号でランチだ! |
|
車両外観 |
車内は4人掛け、2人掛けのテーブルが並ぶ(終着駅到着後撮影) |
窓には御簾のようなブラインドが下ろされていた。 |
おしながきと乗車記念証が置かれていた。 |
車内は落ち着いた木目調…というか、木材を多用した内装となっている。定員30名。今回は予約が4人席しかとれず、相席と聞いていたが、 僕らのテーブルにはおしながき・乗車記念証が2人分しか置かれてなく、4人テーブルを2人使用という、まさかのゆったり仕様となった。 結局28名が乗車して発車。アテンダントの紹介があり、いよいよ食事が運ばれてきた。沿線の料亭ふみやさんの料理だそうだ。料理の一部の写真でどうぞ。 |
|
「玉手箱」 4種類の料理が入る。 |
焼き鯖ずし。料亭ふみやさんの名物だそうだ。 |
流れる景色を見ながら料理に舌鼓を…と言いたいところだが、 普通列車でも1時間20分程度の距離を2時間半くらいかけて走るので、前半はかなり止まっている時間が長い (途中の駅でしばらく止まっている)。走りだしても通常の列車よりもゆっくり走る。揺れない分、落ち着いて 食べられるし、配膳するアテンダントにとっても優しいといえるのかもしれない。 おいしいっ! 食事が終わる頃、久美浜駅に到着。ここでもしばらく停車となるのだが、他の駅でのこうした停車と違い、駅構内で開かれている「駅市」へ 行けるようドアも開けてくれる。 |
|
久美浜駅。立派な木造駅舎だ。 |
ここで反対列車(左)とすれ違い、後続列車(右)に抜かれる。 |
「駅市」の売り上げに少しだけ貢献し、列車に戻った。 車窓を見ながら豊岡を目指す。最後にじゃんけん大会があった。なかなか勝ち残れない… |
|
2時間半、あっという間の「丹後くろまつ号」だった。 豊岡からはレンタカーの旅となる。といっても今日の日程は宿へ向かっておしまいだ。16時という僕らには早いチェックインだが、 朝が早かったのでちょうど良いぐらい。温泉と食事でゆっくりしよう。 |
|
ブルーリッジホテル外観 |
エントランス前のイルミネーション |
明日は台風の接近が心配だ。ヤバそうなら日程を早めて逃げ帰る心づもり。帰宅難民だけは回避したい。 |
|
丹後くろまつ号と竹田城・山陰海岸2日目へ 旅行日記目次へ |