2日目
  宿 → 河童橋 → 大正池ホテル(昼) → 中の湯 ⇒(路線バス)⇒ 平湯バスターミナル → 宿(帰郷亭 ゆもとや)
 

 一夜明けて新たな年を迎えた。
 期待するは今日の天気。カーテンを開けて外を見る。曇り…ではあるが、だんだん雲が薄くなってきている。ここは初日の出など拝める地形にはなっていないが、日の出時刻が近づくと雲がほんのり茜色になった。

 川原まで出て撮影だ!
 

焼岳もくっきり。青空が広がってきた!

穂高はまだガスの向こう。

 寒い! 部屋に戻って朝食会場のレストランへ。輝く焼岳と大正池を見ながらの朝食となった。新年ということでお雑煮などもつく。

 朝食を済ませるとチェックアウト。スノーシューを装着して出発〜!
  

穂高も姿を見せた!

焼岳に強風があたって雲がわく。

 先ほどの川原に下りてまずは景色を堪能。ほぼ快晴だ。風も弱いし絶好の散策日和だ。気持ちがはやる。河童橋へ向けて進もう。

 雪が少ない上高地。同じ場所でも全然様子が違う。下は同地点の比較だ。左が今回(平成28年1月1日)で右が前回(平成27年2月7日)。前回は木道の手すりが埋まってしまうぐらいの積雪だったのが、今回はまるまる見えているのだ。
    

 人の少ない静かな上高地だ。めったに人とすれ違わない。立ち止まるとわずかな風の音しかしない。時折、小さく「ゴー」という音がするのは、はるか上空を通過する飛行機の音。
 

「さるのこしかけ」かな? 今年は申年だが、まだ見かけないな。

コースを示すロープとテープが異様に高い場所にある。

 田代湿原まで来た。ここも誰もおらず貸切状態。湿原内を歩くと気持ちよさそうだが立入禁止。積雪期でも入ってはいけないこととなっている。
 
 先へ進もう。田代湿原までは前回きているが、ここからは冬季は初めてのエリアだ。通行できない林間コースではなく川沿いのルートを進む。途中、川原へ出てちょっと寄り道だ。
   

夏・秋にも必ず立ち寄るお気に入り地点の川原

分かりにくいがキラキラするなぁと思ったら日がさしてきてた。

 晴れているとはいえ、山に囲まれた上高地。ここまでは散策ルートには日が当たることがなく、写真も暗いものが多いが、ここまできてようやく散策ルートにも日が当ってきた。
 
 梓川沿いに進んで田代橋へ到着。ここは、冬季も使えるトイレがある。ここからは梓川を左手に見ながらのルートを進むこととした。やがて梓川がS字を描いて曲がっている地点にさしかかる。
  

視界が開けるとカラマツずらりの地点へ

時折吹く風で、木についた雪が舞う

なんといってもこの眺め

せっかくなのでこんなところも歩いてみよう!

 大正池ホテルを出て2時間。河童橋に到着〜〜! 時間は10時40分。持ってきたお湯でコーヒーを入れ、行動食を食べて休憩!
  

着いた〜

休憩場所にここを拝借。

 河童橋の周囲にはまだ日が当たっておらず、意外と風がある。これではすぐに寒くなりそうなのでイヤだなぁと思いながら周囲を見わたすと良さそうな場所が。そうだ、対岸のホテルの軒先にしよう。冬季なので当然閉まっている。細いが腰掛けられそうな物がある。日が当たってるし、風向きからしてホテルの建物が風をさえぎってくれそうだ。

 ここにして正解!

 休憩時間を快適に過ごすことができた。

 河童橋周辺からの景色を楽しんでいこう。休憩しているうちに河童橋にも日が当たるようになった。
 

定番ですが、河童橋からの眺望を。
   

反対側には焼岳も

ガラガラの河童橋だが、「貸切」はなかなか難しかった。
   
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