スノーシューでの雪山トレッキングにハマってきました。この冬も何回かあちこちで楽しみましたが、今季の集大成(?)として、1泊で楽しむこと
としました。 |
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1日目 自宅 → 最寄駅 ⇒(普通)⇒ 塩尻 ⇒(普通)⇒ 上諏訪 → 車山高原(スノーシュートレッキング) → 宿 (リゾリックス車山高原) |
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3月ということで青春18きっぷを利用。普通電車を2本乗り継いで上諏訪駅に到着。ここからレンタカーで車山高原へ。地元から車で来られない距離 ではないんだけど… 積雪路面が不安 ノーマルタイヤだしなぁ。 しかも、さんざん歩きまわって、帰りも運転しなきゃいかんのがなぁ。それに、このところ仕事が多忙。よっぽど疲れていたのか、行きの電車でも珍しく 寝っぱなしだったことを考えればこれが正解だったと思う。 結局、ビーナスラインはほとんど雪がないと聞いてたけど、 |
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路面が白くなってきた! |
「霧の駅」近く |
路面はじゅうぶん 白いやんかーー!! いや、通った道がビーナスラインじゃなかった! とはいえ、レンタカーはスタッドレスタイヤを装着した車なので、不安を感じることもなく 車山高原に到着。 この日は 寒気流入、冬型の気圧配置。駐車場に止めた車内で着替えたり、靴をはきかえた り していると雪が猛然と降ってきた。うぬぅ…。雪遊びに来たとはいえ、雪が降る中で歩き続けるのはなぁ。おまけに強風予報も出ている。 空に向かって気を送るしかない。 「雪雲退散!!! カーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」 吹雪かれる覚悟をして車を降り、車山高原スキー場のレンタルコーナーへ。レンタル手続きを終えて建物から出てくると雪はやんで晴れてきてた。 まずは、ウォーミングアップだ。車山高原スキー場脇の1時間程度で歩けるコースへ。リフトで中腹まで行き、下ってくるコースだ。 |
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緩やかな斜面 |
木々も白い |
緩やかな下り。雪質はふかふか、さらさら。低い木が点在する中を歩くのだが、ちょっと道をそれて林に入ってみよう。木々が白くてきれいだ。 木々に見とれて歩いていると ズボッ!!!!! 「うわぁ!!!」 |
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30cmは沈んだ! びっくり!!!! |
蓼科山が顔を出してきた。 |
びっくり!!!! 注意して歩こう。ところどころ異様に深い足跡がある。 このコース、目印となるものがほとんどない。スキー場から離れすぎないように歩けば大丈夫なのだが、一応スマホに入れてきた地図アプリ 「地図ロイド」で自分の位置を確認する。地形図で見られる優れものだ。あらかじめ地図を読み込んでおけば、圏外でも使える。 なんか俺、本格的だぞ! (自画自賛) |
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![]() GPSを利用して現在地が赤く表示される。 |
夏には遊歩道がある場所なのだろう。遊歩道を区切るひもが見えていた。 |
やがて道標があり、地図を見なくても心配がなくなった。 |
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ふり返れば車山が |
蓼科山と白樺湖が見晴らせるポイントにて |
スタート地点に戻ってきた。昼食を食べながら、午後のコースを検討する。穏やかな晴天なら車山山頂までリフトで行き、車山湿原経由で車山スキー場の ふもとまで戻ってくるつもりだったんだが、今日は強風予報なのが気にかかる。雲も多く、いつまた雪が降るのかというのも心配だ。 そこで、車山肩まで車で移動し、車山湿原のそばや車山の中腹を少しトレッキングして終了にしようということにした。 車山肩の駐車場は夏は数十台も停められるが、冬場は3台とのこと。この日も案の定、満員。 「なんだよー、誰か出ろぉ!」 駐車できなければ話にならない。あきらめて通過しようとすると… 1台動いた!!!!! 何たる幸運。 渡りに船。好きな言葉だ。 |
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なんとか駐車。冬場の車山肩は定員3台。 |
ここから雪原へ向かう。 |
ここはさっきまでの車山高原スキー場と違って風がやや強い。でも耐えられない強さではない。車山湿原脇のルートへ進路をとるが、斜面が 思ったよりも急で湿原の脇まで下りられない。 「困ったなぁ」 「下りられないなら、車山に登ろう」 山頂までは無理でも、ちょっと歩いてみるかと車山の斜面を登り始めてしまった。 |
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風紋が続く斜面 |
車山山頂方向。こっちへ歩みを進め始めた。 |
夏ではありえないルートで頂上を目指す。先客が登っていくのがはるか先に見える。同じようなルートをとれば登れるだろう。 |
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ぽつんと立つ木にも樹氷 |
風が強くなってきた! 雪が舞い上がる。 |
中間ぐらいまで登っただろうか、 背後から強風が襲ってきた。引き返すべきか。風は背中側なので寒さを しのぎやすいが、引き返すとなれば正面から風を受けてしまう。 しばし待機。 風が少し弱まったところで登山再開。先ほどの先客が下山してきた。そして、車山山頂に到達! |
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山頂の気象レーダードームが見えてきた。 |
山頂到着! 標高1925m。 |
まだまだ風が強い! 雪が巻き上げられる。 |
山頂からの眺め。車山肩の駐車場方向。 |
予報どおりの強風。のんびり記念写真なんてとても無理。せっかくだ。気象観測だけでも。 −7℃ 風速9m 吹き付ける風。極寒。誰もいない山頂。 そんな環境下で何をしよう? そうだ! ストレス発散だ!!!!! 叫ぼうぜ!!!! 「めんどくせぇぞーーーーーーーー!!!!!!!!」 「んなもん、やめだぁ!やめやめぇ!!!!!!!!」 多忙でたまったストレスを強風とともに吹き飛ばしてやった。下山しよう。 |
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車に戻り、白樺湖へ向かう。山の上から見て、凍っているように見えた白樺湖が気になったのだ。そして、富士見台展望台からは…… |
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凍った白樺湖。初めて見た。 |
富士山。全容までは見えず。 |
今日はよく歩いた。ホテルにチェックインして、温泉、夕食。 そう。こういうところに来ると、恒例になっているのが星空観賞。しかし、上の写真でも分かるように、雲が目立つ空では星空は期待できそうにもない。 ところが… 21時を過ぎると雲がとれて星空が! 行こう! 服を着替えて富士見台展望台へ向かう。 ☆☆ 期待どおりの満天の星空☆☆ そして 強風! 体感気温−15℃の星空観賞会 |
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西にはオリオン座 冬の大三角形 |
真上には木星やふたご座が見えていた。 |
茅野の街明かりも見えた。 |
寒すぎ。15分が限界。でも久しぶりの
星空は感激でした。 強風ではあったが、最悪の事態は避けられた1日目はこれにて終了。 |
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