北の桜を見に行こうということになりました。ターゲットは大型連休頃に見ごろを迎えるであろう弘前公園や五稜郭公園の桜。桜の咲く時期を読むのは難しい。今年は早めで大型連休前半がいいだろうという見解が出るまで粘った結果、往路の航空便を押さえられず、往路は新幹線に決定となりました。そしてその影響で出発は前日の夜ということになったうえ、1時間の早退まで決定。退社の足で駅へ向かうというギリギリのスケジュールとなりました。(2時間早退すればラクだったのだが、外せない業務が入っていたのでギリギリの選択。)
 
0〜1日目
 自 宅 → 最寄駅 ⇒(普通)⇒ 名古屋 ⇒(のぞみ242号)⇒ 東京 ⇒(はやぶさ33号)⇒ 新青森 ⇒(普通)⇒ 青森 → 宿(青森センターホテル)
宿 → 青森 ⇒(特急つがる2号)⇒ 弘前 ⇒(シャトルバス)⇒ 弘前公園 → 昼(ポルトブラン) ⇒(シャトルバス)⇒ 弘前 ⇒(普通)⇒ 新青森 ⇒(はやぶさ19号)⇒ 新函館北斗 → 宿(花びしホテル) 

 

 1時間の早退。時間になったら問答無用で「失礼します」と告げて事務所を後にする予定だったが、早退時刻1分前に電話。「バッカヤロー」と思いながら電話に出る。電話が終わったら4分も過ぎていた。大急ぎで駅へ向かう。慌ただしい出発だ。道路の混雑はなく、意外とスムースに駅に着く。
 1本前でも乗れそうだから乗ってしまおう。
 これが正解で、後続の特急に抜かれる普通列車だったが、後続の特急が遅れており、名古屋に着いたら本来乗る予定だった普通列車の定刻ぐらいになっていた。本来乗る普通列車に乗っていたら名古屋駅は猛ダッシュだっただろう。仕事でくたびれた体に2人分の大荷物。これでダッシュは相当キビシイものがあろう。

 名古屋駅新幹線ホームで同じく勤務先から直行してきた妻と合流。ここからはゆったりと行けそうだ。東京で新幹線を乗り換えて新青森駅に着く。もう22時30分。在来線に乗り換えて青森駅を経て、今日の宿に着くと23時であった。大浴場があるのでそれぞれが並行して入浴ができる。入浴したら早く寝ようと考えながらチェックイン手続き。しかし…

 「大浴場は23時までですので、ちょうどいま終わってしまいましたね」

 「えぇーーーーーー!!!!!」 orz

 どこで落とし穴が待っているか分からない。駅近で大浴場があるから選んだのに、23時までだなんて。入れないなんて……。

 部屋にもシャワー設備があるが、1人1人入っていては時間がかかる。翌朝入ろう。疲れた。もういい、寝る。

 
   

 特急つがる2号
 翌朝は大浴場へ行くことからスタート。せっかく遅めのスタートでいいと思っていたのに、結局通常どおりの起床となってしまった。朝食も済ませると弘前へ向けて出発だ。今日は雨が降ってやがる。早くやめよ。

 特急つがる2号の自由席で弘前へ。自由席はほぼ満席。新青森でどさっと降りたが、降りた分だけ乗ってきた。そして弘前に着くと多くが下車。

 荷物をコインロッカーへ預け、シャトルバスで弘前公園へ。

 弘前公園の桜は散り始めと出て数日が経過している。3分散りと出しているサイトもあった。それにしても寒い。上空には寒気が入り、花冷えの様相であった。最高気温が10℃いかないという。

 では、弘前公園へ入ろう。
 

 しだれ桜がいい感じだ!

 堀の桜もギリ…かな。

 しだれ桜がいい感じで出迎えてくれた。ソメイヨシノはかなり散ってきているが、鑑賞するにはギリギリといったところか。それにしても、雨雲レーダーでは何も映っていないのに雨が落ちてくる。やむ期待を裏切られ気分が悪い。
   

 上も桜、下(地面)も桜

 花びら浮かぶ水たまりで見かけたカルガモ

 そんな気分を一掃してくれた桜。足元までピンク色になりきれい!
 

 少し雨が強まってきたので、土産物店でやり過ごそう。リンゴを使ったおいしそうなお菓子が並んでいる。
 
 雨が弱まったところで散策再開。
 

 そろそろ昼食の予約をしてあるお店に向かおう。その前に花いかだを見ていかなくては!
  

 堀の水面には一面の花びら。

 しつこい小雨以外はいい感じじゃん! 満足して弘前公園を後にした。

 昼食は予約してあるので無駄な待ち時間もないし安心。今から向かうポルトブランは弘前公園のすぐそば。
  

 のんびり昼食をとったら弘前駅へ戻る。函館へ向けての移動開始だ。新青森駅で少々時間があるので、土産物を見ていく。人数が多い職場への土産は毎回悩む。めんどくせぇが仕方がない。

 そして、青函トンネルを通り北海道へ渡る。今回で9回目の通過だ。新幹線になって初の通過。昼間の通過は2回目。あとの7回は寝台列車で夜中から未明の通過であった。
 「新幹線になって初の通過」はまだ理解される。「昼間の通過は2回目」で「ん?」という顔をされ、「7回は寝台列車」という時点で理解不能という反応が多い。ん……
  

函館まで通じたことが実感できる行先表示器

青函トンネル突入を知らせる車内の電光表示

標高-229mの表示! すげー! 公式には-240mのようだ。

新函館北斗駅。駅周辺はまだあまり何もない。

 在来線時代よりは速度が高いため、短い時間での通過となった。

 新函館北斗駅に着いたらレンタカーだ。手続きを済ませてまずは今夜の宿、湯の川温泉「花びしホテル」へ向かう。昨日の強行移動、今朝の早起きで疲れているのでまずは温泉! そして夕食。元気が出たところで

 夜桜だ!

 函館公園へ行くことにした。寒いのでしっかり着こんでいこう。
  

 きれいであったが、気温が低いうえに風が強くて寒い。そして、寒いからか人出も少なくガラガラ。混雑とは無縁の夜桜見物となった。

 
津軽海峡桜景色2日目へ           旅行日記目次へ