「ルビーと絵手紙」

自己流・絵手紙のかき方

絵手紙のかき方を紹介します。もちろん自己流ですので,一般的な絵手紙のかき方とは違います。
「ホテイアオイ」と「湯呑み茶碗」をかいてみました。
輪郭をかく
輪郭をかく

 筆の先を使って,かきたいものの形をよく見ながら,輪郭をゆっくりとかきます。果物や野菜をかくときは,もう少し太い線でかくようにしています。
 私は,もっぱら「青墨ぺんてる筆」という筆ペンを使っています。水に流れない顔料インキで,後から色をつけても全くにじみません。ときどき油性ペンや鉛筆を使うこともあります。
 この時点で,文字を書く位置は決めています。この場合は,もちろん右上に縦書きですね。

色をつける(1)
色をつける(1)

 今回は,特徴的な花びらから色をつけました。ポイントになる花の黄色や青の模様を塗ってから,淡い桃色で全体を塗ります。
 このとき,水の量を調節しながら,大まかに色の濃い部分,薄い部分,塗り残す部分を塗り分けておきます。
 使用しているのは「水で溶ける全芯色鉛筆ぺんてるアクアッシュ」18色と,太さの違うみず筆3本。(このあたりが絵手紙っぽくないのかも・・・)色は少しずつ追加しています。
 

色をつける(2)
色をつける(2)

 次に葉っぱの色をつけました。花と同じように,濃い部分,薄い部分,塗り残しを考えて立体感や奥行きが出るように塗っていきます。
 画仙紙に水彩でかく場合は,紙が水分をよく吸うので,乾くと色がうすくなってしまいます。濃くしたい部分は少し濃いめに塗っておき,乾いた後の色をチェックしておきます。

全体の調子を整える
全体の調子を整える

 上の画像と比べるとよく分かると思いますが,一度塗った上から同じ色や同系色の絵の具をかぶせます。桃色の花びらは,全体に薄い水色をかぶせました。葉っぱは,黄緑や黄色を薄くかぶせました。
 ホテイアオイは水生植物なので,水面に浮かんだ感じにしました。(これが難しい・・・。)白い色で短い線や点をつけてみたら,何とか水面の雰囲気が出ました。
 絵はこれで完成です。

文字を添えて,印を押して・・・完成
文字を添えて,印を押して・・・完成

 書きたい言葉を,ゆっくりとした,ていねいな文字で余白に添えます。本当は,もっと大胆に個性的な文字を書きたいのですが,筆の技術と真面目な性格(?)が・・・。
 印は文字の最後尾か,はがきの余白に押します。何故か,印を押すと画面がしまります。
 私は市販の「篆刻(てんこく)セット」で作った印を使っていますが,消しゴムで作るセットも市販されています。
 
 くどいようですが,自己流なので,これが絵手紙のかき方だとは思わないでくださいね。(「湯飲み茶碗」のかき方ははnextをクリック)  

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Last updated: 2003/12/7

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