春の花木・草花

ジロボウエンゴサク

 ケシ科キケマン属の多年草。延胡策は漢名。野草図鑑によると、伊勢地方(三重県)では、昔スミレを太郎坊、この延胡策を 次郎坊と呼んで、それぞれの距(きょ)を引っ掛け、引っ張り合って遊んだという。このことから名 づけられた。

 距とは花の後方に突き出した袋状の突起を言う。写真のジロボウエンゴサクは、愛知県春日井市内で 2002年3月9日に写した。似たのにヤマエンゴサクがある。 ヤマエンゴサクの方が赤味が少ないようだ。(2004年5月9日追記)  


©2002−2004 Yuusuke Niinomi

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