春の花木・草花

飛騨宮村・臥龍の葉桜

 2002年5月2日、再度訪れたときは葉桜となっていた。よく見ると、大きな“手術”をした痕が 読み取れる。

 元は根というか、幹というかが、竜のようにくねり、地上に出て、再度土にもぐっていた のであろう。その根は途中で切られ、二株の桜のように見える。

 4月14日のCBC放送ラジオによると、一度は枯死しかかり、3年がかりでダンプ4台分の土を入れ替え、よみがえらせ たという。このとき竜の体のようにうねっていた、幹が途中で切断されたのであろう。

   大手術の前は、おそらく日本でも稀有な桜だったと思われる。その稀有な桜を見ておくべきだった。


©2002 Yuusuke Niinomi

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