春の花木・草花

飛騨宮村・臥龍桜

 岐阜県宮村の寺の境内にある。竜が臥したような枝幹の形から名づけられたという。エドヒガンの古木で、 樹齢は1000年を超えると推定されている。高山線飛騨一ノ宮駅の北側すぐにあるので、列車内からも見る ことができる。

 岐阜県内では、根尾村の淡墨(うすずみ)桜に継ぐ古木という。この桜の幹は、元は一本だったようだが、 現在は2本の桜で構成されている。斜面に植わっていて、斜面に沿って咲いているところが、確かに竜がうずく まっているように見えなくもない。

 写真の臥龍桜は、2002年4月14日に写す。例年は4月下旬に満開になるそうだが、町はCBCラジオで満 開と放送した。ことしは開花が早いそうだ。高山祭りと重なったが、日曜日とあって、かなりの人が訪れていた。 ■葉桜

 駅舎正面の西にもエドヒガンと思われる桜の巨木がある。この桜も風情 がある。駅前通も桜並木となっており、各種の桜が満開となっていた。周辺には桜の古木が多く、 水無神社参道脇の桜も古木といえる。    


©2002−2006 Yuusuke Niinomi

桜の表紙
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