こんなCD聴いてます                猷々自的

ベートーヴェン作曲

ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

ブレンデル(ピアノ) バトル指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 フィリップス

地に足がついた貫禄のある演奏

 どっしりとした貫禄のある演奏というのが私の印象。アルフレート・ブレンデルとサイモン・ ラトルの共演はCD発売当時話題になった。私が買った「皇帝」の中では最新のCDである。

 迫力が足りないという人はいるかもしれないが、私はそうは思わない。まろやかで刺激的な音がないのは、録音が いいからだと思う。「皇帝」は、当分これでいけそう。

 ほかに記憶に残るのはグレン・グールドとルドルフ・ゼルキン。グールドのは、出だしからユニークで、第一 印象は「これはいい」だった。ゼルキンのは最初に買った「皇帝」で、元気な華やかさとでもいえるか。


©2002 Yuusuke Niinomi

戻る