ドミンゴと共演して有名になったサラ・ブライトマンの“七色の声”が聞ける。時にやさし
く、時にかわいく、時にドラマティックに。声量が、それほどあるとは思えないが、いい声と思う。
収録曲はシューベルトのアベ・マリアに始まり、チレアの歌劇「ワリー」から「私の家に連れてって」、最近
コマーシャルにも使われているヘンデルの歌劇「リナルド」から「私を泣かせてください」など耳当たりのいい
曲ばかり。
ながら的に聴くのもいいので、このCDをかけながらほかの事をやっている。タイトルはクラシックだが、よ
く知られた曲が選ばれているうえ、最近の曲も含まれていて、クラシック嫌いにも受け入れられると思う。
クラシック入門にいい。このCDを聴いて、クラシック嫌いになる人はいないだろう。クラシックは固いとお
思いの人も聴いていただきたい。流行の言葉で言うと、癒し系の音楽である。