こんなCD聴いてます              猷々自的

マスカーニ作曲

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」

シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 グラモフォン

管弦楽の響きとバルツァの声

 1時間ちょっとの短い歌劇。マスカーニは、この歌劇で一躍有名になった。マスカーニのよ さが凝縮された歌劇といえる。これ一曲に才能を使い果たしたと思えるくらい中身が濃いと私は思う。 

 間奏曲は特に有名。ほとんどの人が聴き覚えがあると思う。バックに流れるパイプオルガンがいい。間奏曲だ けの場合、パイプオルガン抜きの演奏もある。オペラ入門にいい曲と思う。

 このCDは、サントゥッツァを歌うアグネス・バルツァがいい。ほかに、カラヤン(サントゥッツァ=コッソット)、 サンティーニ(サントゥッツァ=アンヘレス)、セラフィン(サントゥッツァ=カラス)のを持っているが、私はこれが 一番好きである。

 2004年12月2日、この曲が好きなので、またまた、サントゥッツァをオブラッツォワが歌うジョージ・ プレートル指揮のロンドン盤を買った。これもなかなかいい。カラヤン、セラフィンもいい。

 マスカーニの歌劇は、ほかに「イリス」、「友人フリッツ」を持っているが、ほとんど聴かない。マスカーニは 「カヴァレリア・ルスティカーナ」一曲あればいい、と思う。


©2002−2004 Yuusuke Niinomi

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