こんなCD聴いてます                猷々自的

グノー作曲

歌劇「ロミオとジュリエット」

スラトキン指揮 ミュンヘン放送管弦楽団 RCAビクター

スウェンソンの伸びる高音

 ジュリエットを演じるルス・アン・スウェンソンの声がいい。有名なジュリエットの第3ア リア「Ah! Je veux vivre」を聴けば、どこまでも伸びる高音の魅力が分かる。ロミオ役のドミンゴの方が苦し そうである。

 スウェンソンは声に特徴がある。私もながら的に聴いているので、確実にほかの女声と識別できるかといわれ ると困るが、バルツァ、グルベローヴァのようにかなり特徴があると思う。

 レナード・スラトキンという指揮者はよく知らないが、この曲を聴く限りでは、緩急、メリハリがついていて、流れるよ うでいい。


©2002 Yuusuke Niinomi

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