悠然とした重量感ある演奏。最初に、このレコード(今はCDで聴く)をかけたとき、ゆっく
りした出だしにびっくり。しかも、間延びしていない。これはなかなかできない演奏、と感心したのを覚えている。
この曲を最初に聞いたのは中学2年のころ。ホロヴィッツがトスカニーニ指揮のNBC交響楽団と共演したレコ
ード。テクニッシャンのホロヴィッツが速いスピードで、ぱりぱり弾いているという印象だった。
大変よく知られた曲で、だれでも知っている名曲なのでCDも多い。マルタ・アルヘリチ、ホルヘ・ボレットの
もいいが、私が1枚を挙げるとすれば、これであろう。