本州の山地に自生する落葉低木。葉、葉柄に毛がない。コバノミツバツツジと一見しただけでは分からない。
花の紅紫の色も、大きさも識別できるだけの差はない。枝先に3枚の葉がつくことから、その名がある。
写真は2004年4月6日に愛知県春日井市の東部丘陵地にある「みろくの森」で写す。おしべが、
コバノミツバツツジは9、10本あるが、ミツバツツジは5本しかない。
この識別法が簡単で、確実である。
その後聞いた話では、写真のミツバツツジは植えられたものらしい。『樹の花1』(山と渓谷社)に、
関東地方の丘陵地に普通に自生するが、愛知県瀬戸市には全くなく、代わりにコバノミツバツツジが丘陵地を
飾っている様子が書いてある。
(2004年4月6日作成、19日追記)