愛知県刈谷市井ヶ谷町の小堤西池カキツバタ群落を2002年6月12日に訪れた。ことし二度目である。
5月にカキツバタを写しに訪れたとき、調査員にノハナショウブも見られると聞いたからである。
少し遅かったのか、あまり咲いていなかった。宣伝していないところをみると、カキツバタほどは
咲かないのであろう。土手から近いところで10株ほどまとまって咲いていたので、その中から見栄えのするのを
選んで写した。
栽培種であるハナショウブの原種。カキツバタと同じアヤメ科アヤメ属。生育地も同じようなところ。
一見しただけでは、その違いがよく分からない。開花時期がカキツバタより遅い。5月初めに咲いているのは
カキツバタ、6月初めに咲いているのはノハナショウブ。これが私の識別法。
ほかの識別法は、図鑑などによると、ノハナショウブは葉に、はっきりした中脈があるが、カキツバタには
ない。葉の幅が、カキツバタの方が広い、など。花の色は、一般的にはカキツバタの方が同じ紫でも青っぽい。