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Artist

SANDOVAL Y EL CONJUNTO DE ARSENIO

Title

CON EL SON DE ARSENIO


sandoval
Japanese Title 国内未発売
Date 2006
Label ENVIDIA A70 7153 (EP)
CD Release 2006
Rating ★★★
Availability ◆◆◆


Review

 チャポティーンの孫が引き継ぐコンフント・チャポティーン・イ・スス・エストレージャスの歌手エドゥアルド・サンドバルがコンフント・デ・アルセニオを率いて2006年にリリースしたセカンド・アルバム。
 
 タイトルの表記が多少ちがうのでオリジナルに即して示すと、'HACHERO PA' UN PALO''MIRA QUE SOY CHAMBELON''TOCOLORO''MAMI ME GUSTO''MONTE ADENTRO''BUENAVISTA EN GUAGUANCO''NO ME LLORES MAS' といったアルセニオのレパートリーをカヴァー。
 楽器編成は、複数のトランペット、ピアノ、トレス、ベース、トゥンバドーラ(コンガ)、ボンゴとアルセニオのコンフントに忠実。ミゲリート・クニーがアイドルというだけあって、シケモクのように辛い歌い口はなるほどクニー直系。しかし、アルセニオ独特の粘りのあるビート感覚がまるでなく、スカスカのへっぴり腰。
 
 そんなことより、エドゥアルドの人なつっこそうな肉体労働者風面構えに、わたしが勤める老人保健施設デイケア(通所リハビリ)の送迎ドライバー兼営繕担当のオジサンたちと相通じるフレイヴァーが漂っている点が重要だ。問題があるとすれば、若い女性ケア・スタッフのいうことをあまり聞いてくれないこと。伝・武田信玄像に似ているとの説もある。全15曲。


(12.08.06)



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by Tatsushi Tsukahara