World > Latin America > Caribe > Dominica Rep. | ||||||||||||||||
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Artist | ||||||||||||||||
WILFRIDO VARGAS |
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Title | ||||||||||||||||
EL EXTRATERRESTRE |
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Review |
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90年代に入って迷走気味だったウィルフリードが、ロス・ベドゥイーノス時代の盟友ビクトール・ワイルをミュージカル・ディレクターに迎えて、原点に立ち返ったようなシンプルだが元気いっぱいのメレンゲを展開。全体としてシンセが後退し、トランペットとサックスによるメレンゲ本来のめくるめくアンサンブルの妙が冴えわたる。 なかでも表題曲(2ヴァージョン収録)のドライブ感はすばらしい。この曲、TH-RODVEN移籍第1作"WILFRIDO VARGAS"、通称"AMOR CAUSUAL"を大失敗に導いた張本人レイニ・グェレーロのアレンジだが、シンセの使い方のまずさに懲りたのかストレートなメレンゲで直球勝負していて大正解。 同じくロス・ベドゥイーノス時代からのつき合いであるソニー・オバージェも'SALVAJE'("SIEMPRE ..."からの再演)と'EL STRESS'("ANIMATION"からの再演)の2曲でアレンジを担当。本盤のなかではもっともラディカルな仕上がりだが、もしかすると以前のバック・トラックに新たにヴォーカルをかぶせたリマスターものなのでは?との疑念も捨てきれない。また、ウィルフリード作の'MEXICO'は、あきらかに"LA MUSICA"収録のメドレー'FIESTA MEXICANA'のアイディアの使い回しであり、「昔とった杵柄(きねずか)」といわれても仕方あるまい。 メキシコのグルッポ・クラセがアレンジした歌謡サルサっぽい'NERVIOSO'と、CTI系のボサノバ風のインスト曲'NOCHES'の2曲はイマイチよくわからないが、90年代では最高作の1枚であることはまちがいないだろう。 |
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(10.15.02) |
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