6 客殿建設
従来の庫裏は、南北に縦長の造りで、南半分は炊事場やら物置などを配置し、北半分がいわゆる座敷になっていました。これは炊事場や井戸などは檀家の人達が使う機会が多かったことによるのかもしれません。それで皆が近寄りやすい南側に配したのでしょう。北側は昔は竹やぶだったそうです。今回は、皆さんで利用していただくとすれば、やはり座敷の必要性が高いということで、座敷をメインテーマに据えました。そこで南側に8畳の日本間を田の字型に置き、襖をはずせば32畳の広間として使えるようにしました。