Squirt Boat

スクォートボーティングとは、川の水面だけでなく水中の流れを使い、川と一体となるコアなスポーツです。

FAQ

川でよく聞く疑問にお答えしました。

静止画

Photo:Oteru MIYAZAWA


Q12: スクォートボートのミステリームーヴが体験できる方法はありますか?

A: あります。

short boat

 最新のショートボートは長さ60cm、幅40cm。もはや履くことすらままなりません。

 このスクォートボートは夏の暑い時期にスポーツショップで購入できます。エキスパートチョップが欲しいなら子供用を選択してください。


Q11: 初心者ですがスクォートボートに興味があります。スクォートボートで沈した場合、ボートから脱出は可能ですか?

A: 安心してください。脱出可能です。

 多くのミステリーアーティストを見てきましたが、脱出できない人はいませんでした。スクォートボートでダウンリバーして岩にラップすると非常に危険ですが、障害物がない川であれば脱出して500m流されても大丈夫だった人がいますし。

 アノ人、最近も確か………。


Q10: シームラインでカートウィールをしようとするとなぜかミステリームーヴになってしまいます。

A: 贅沢な悩みですね。

 最近のボートは既に沈んでいますので、シームラインでカートウィールするとその姿勢のまま潜ってしまいます。

 映像の人もカートウィールしていますが、水中なので陸上からは見分けがつきません。水面に浮上した時に自己申告すればよいのではないでしょうか。

 ちなみにこの人は「カートウィールを4エンドした」と申告していました。


Q9: スクォートボートに足をキメられるどころか、膝が入りません。私にはムリなボートなのでしょうか?

A: 自分を甘やかしていませんか。

 スクォートボートは履くもの、と以前回答しましたが、最近のボートは静水で6インチ沈んだ状態で製作されますので、今までにないほどのペラペラのボートに足を突っ込まなければなりません。

 足を前に投げ出し、足の親指を前に曲げたとき、足の部分で床から一番高い部分は膝です。次に投げ出した足を床に付けたまま外に開くと膝が低くなります。この状態でボートを履いてください。日常生活でこのような姿勢になることはありませんので、毎日ストレッチし、膝と股関節の可動域を広くします。

 膝とボートにワセリンを塗る方法もありますし、ボートの内部に木を入れてボートを広げる方法もあります。

静止画

 あきらめず頑張って下さい。


Q8: スクォートボートの選び方を教えてください。

A: 道具を使うスポーツは自分の道具を良く知っておく必要があります。

 アラウンド系が得意か、ミステリー系が得意なボートか、自分の好きなムーヴは何なのか、それぞれに特化したボートがありますので慎重に選択してください。

 ボートはFRPでできていますので、しっかりメンテナンスすれば何十年と使用することができます。

 ボートの選択にあたり、悩んだら以下を参考にしてください。

  「ボートの種類・黎明期編」はこちら

 


Q7: ミステリームーヴでアンダーウォーターから浮上する際に水面で「プファっ」と息を吐くのはなぜですか?

A: あなたはお風呂上りに牛乳若しくはトマトジュースを飲んだことがありますか?

 あるいはビール好きの方なら一気に飲み干した後、必ず息を吐きますよね。

 人間は、身体に液体が入る前に無意識に息を吸っています。肺一杯に息を吸うと、新しい空気を肺に取り込むには息を吐くしかありません。

 水中で息を吐くと、わずかに残っている酸素を体外に放出することになり、長く深く潜ることが困難になりますので、水中では絶対に息を吐かないでください。

 ダウンタイムの長い人ほど必ず「「プファっ」と息を吐く」のはこのためです。

 


Q6: ミステリームーヴの時、バウを潜らせようとするあまり、やたらとスターンが立ち気味になり、ひどい時は直角になってしまいます。どうしたら直せますか?

A: それは90年代に活躍した人たちが好んで使用するムーヴで、カートウィールかバウストールかと思わせておいてミステリームーヴをする、非常に高等な技術です。

 ですので、直す必要はありません。むしろその技術を磨き、どんなスポットでも強引にダウンタイムを出せるようになってください。

 最近はあえて古いボートに乗りこの技を使う方もいます。

 まったりと潜りたいと思った時は、またご相談ください。

 


Q5: ミステリースポットで遊んでいると上流から物凄い数のカヤックがやってきました。どこへ逃げればよいでしょうか?

A: スクォート乗りなら当然水中でしょう。

 予めやってくるカヤックの数とスピードを計算し、潜る深度や時間を決めてください。

 以前ラフトボートが上流から流れてきた際に水中に避難したところ、浮上した場所にラフトがいてフタをされた格好となり、窒息するかと思いました。

 この技は最近封印していますが、テクニックとして身につけたい方はどうぞ。

 


Q4: カシオの水深計が売っていません。どこで購入できますか?

A: 買う必要はありません。

 中には水深200mまで計測できる水深計を購入する人がいますが、スクォートボートは水深200mに耐えられる設計になっていません。

 水深1.5mぐらいから身体がキューっと締め付けられる感覚がありますから、このキューっとした感覚が得られた時が水深1.5mです。

 また、スプレースカートが押されて腿がキューっと締め付けられたら2.5mです。

 これと違った感覚が得られた時は、またご相談ください。

 


Q3: スクォートに乗ると足がキメられて激痛に耐えられません。どうすれば良いでしょうか?

A: スクォート乗りなら誰もが一度は経験する悩みです。

 二足目のシューズを選ぶとき、「できるだけ履くことのできる小さい靴」を選んでしまっていませんか?

 これはクライミングシューズではありません。決して下半身にビニールを巻いてスクォートボートを試乗しないでください。

 近日、シットオンスクォートが販売される見通しですので、我慢できない方はこちらを選択するという方法もあります。

 


Q2: 水中に長くいて怖くないですか?

A: 当然怖いです。

 でも、あいつがあそこまで深く長く潜っているならオレだって、という気持ちが湧いてきてしまいます。

 そう、スクォートは「ガマン比べ」なんです。

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Q1: スクォートはボートに「乗る」のでしょうか?

A: 良い質問ですねー。

 正確には「履く」ものです。靴を「履い」たり、ジーンズを「履く」といった行為に似ています。

 当然水中での脱出は困難です。

 

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