クリスタルを手に入れた10人の戦士達は、コスモスに託された世界を救う為、最後の戦いに臨もうとしていた。コスモス亡き後の世界では、より強力な偽りの戦士イミテーション達が襲い掛かってくる。戦士達は苦戦を強いられていた。自分達の力がまだまだ未熟だと感じたWOLは、10人で模擬試合をすることにした。





まずはWOLが仲間達と戦うことにした。

フリオニール「剣を交えることができ、光栄だ」
オニオンナイト「腕試しってとこだね」
ジタン「あんたと戦ってみたかったんだ」

リーダー格なだけあってWOLには隙がなく、挑戦してきた仲間達を次々と打ち負かしていく。


オニオンナイト「ちぇっ、負けちゃった」
バッツ「やっぱWOLは強いなあ」
ティナ「オニオンナイト、大丈夫?」
オニオンナイト「こ、こんなのなんでもないよ!」

少年は慌てて取り繕った。




続いてフリオニール

セシル「夢の為、剣を交えよう」→フリオニールの勝利
フリオニール「優しさだけで勝利はつかめない」

ジタン「そう簡単にはいかないぜ」フリオニール「さあ来い!」 →引き分け フリオ「いい勝負だったな」

ティーダ「青いもん同士、仲良くやろうぜ」フリオニール「おまえの明るさは武器だな」
→フリオの勝利 フリオ「油断したようだな」


バッツ「フリオニールもなかなかやるじゃないか」




オニオンナイト「よし、今度は僕の出番だ!バッツ、勝負してよ」
バッツ「ああ、手加減はしないぞ。本気で行くからな」オニオンナイト「侮ってると酷いよ」
→オニオンナイトの勝利
オニオンナイト「僕の勝ちだね」バッツ「ちっくしょ〜かなわないな〜」

ジタン「泣いても知らないからな」オニオンナイト「見かけで判断しないで欲しいな」
→オニオンナイトの勝利 ジタン「次は…負けないからな」

ティーダ「後で謝っても遅いからな」オニオンナイト「負けないよ!」
→オニオンナイトの勝利


ティナ「オニオンナイト、強いわね」
オニオンナイト「へへっ、すごいでしょ!!」
バッツ「ん?セシルのやつ、落ち込んでるぞ」
ティーダ「ああ、さっきフリオニールに負けたからな」
セシル「ダメなのか…僕では」
バッツ「セシルはセシルだ。自信持て」
セシル「バッツ……ありがとう」




セシルvsジタン
ジタン「本気出してくれよな」セシル「君となら、明るく戦えそうだ」
→ジタンの勝利


WOL「本当に戦いを望んでいるのか?」
セシル「…僕は…」
ティーダ「おい、もう一人迷ってるやつがいるぜ」

見ると少し離れたところでフリオニールとクラウドが戦っている。




フリオニール「全力で来い。クラウド」 →フリオニールの勝利 クラウド「負けは、負けか」


WOL「クラウド、迷いは剣を鈍らせるぞ」
オニオンナイト「そうだよ。悩んでばかりじゃ、進めないよ」
バッツ「迷う前に、動いちゃえって」

ティーダ「セシル、クラウドと戦ってみたらどうだ?ちょうど悩んでるもん同士だろ?」
セシル「…そうだね。クラウド、僕と戦ってくれないか?」
クラウド「いいだろう」
セシル「戦友として挑ませてもらう」
ティーダ「セシル、頭堅いぜ。気楽にな」


クラウド「何も考えず、戦ってみるか…」
セシル「共に答えを見つけよう」
→引き分け
セシル「大切なのは、心。ここで得た力を」




セシル「WOLさん、僕と戦ってくれませんか?」
WOL「迷いが消えたか」
セシル「はい。(セシル、剣を構える)……この剣で、あなたを超える」
WOL「来るがいい。全力で応えよう」


WOL vs セシル
WOL「行くぞ、ていっ!」
セシル「やっ!」
WOL「走れ!光よ!」(シャイニングウェーブ)
セシル「暗黒と共に!」(ダークカノン)
WOL「輝きの刃よ!」(ルーンセイバー)
セシル「破邪の光よ!」(パラディンフォース)


ジタン「……な〜んか眩しい戦いだなあ」
バッツ「ああ、光の戦士と聖騎士の戦いだからな」


セシル「迷いはしない」
WOL「刹那の煌きを」(二人ともEXモード突入)
セシル「光の下に、裁きを!ここに示す!」(EXバースト発動)
セシル「月の導きに、闇と光をもたらさん」
→セシルの勝利 WOL「よくやった」


バッツ「やったじゃないか、セシル!」




バッツ「よーし、次は俺の出番だ!フリオニール、勝負しようぜ!」


フリオニールvsバッツ
フリオニール「さあ、派手に遊ぶか」
バッツ「行っくぜ〜!」(旋風斬)
フリオニール「そこだっ!決まりだっ!」
バッツ「はっ!」
フリオニール「うおおおおおお!!」(マスターオブアームズ)
バッツ「真似するのも一苦労だぜ」


フリオニールとバッツは熾烈な戦いを繰り広げ、近くにある障害物はあっという間に吹き飛んだ。


ジタン「……おい、さっきからマップが壊れまくってるぞ(汗)」
ティーダ「そのうち建物が崩壊するんじゃねえのか?」
ジタン「今のうちに逃げた方がいいな」


フリオニール「この血がたぎる!」
バッツ「風よ、ここに!」(二人ともEXモード突入)
フリオニール「当れ、はっ!」
バッツ「今だ!はああああっつ!」
フリオニール「ぐあっ 何故そこでゴブリンパンチを…」
バッツ「行っくぜ〜4つの心!(EXバースト発動)輝きの世界を!」
→バッツの勝利


バッツ「やったぞ!見たか、ジタン!あれ、ジタン?」

ゴゴゴゴゴ……………

バッツ「うわあー建物が崩れるーー!!!!!」



オニオンナイト「フリオニールとバッツ、大丈夫かな?」
ティナ「今ケアルをかけてるわ」
スコール「馬鹿な奴らだ。あれだけ派手に壊し続けたら建物が崩壊するに決まっているだろうに」




バッツ「クラウド、今度はおまえと勝負だ!」
クラウド「傷はもういいのか?」
バッツ「あんなもん、かすり傷だって」
オニオンナイト「ティナが一生懸命ケアルをかけて治してくれたんだよ」
バッツ「わ、わかってるって。もうあんな無茶はしないって。なあクラウド」
クラウド「そう急かすな。準備中だ」
バッツ「わかった。待ってる…ってその服まだ持ってたのかよ?」


クラウドの装備:釘バット、闘魂ハチマキ、二代目特攻服、スカルバングル


クラウド「何かおかしいか?」
バッツ「い、いや……とにかく勝負だ!」
→クラウドの勝利


釘バットにやられたバッツの頭から血がどくどくと流れている。


ティナ「バッツ、大丈夫?」
バッツ「平気さ、これくらい」
スコール「懲りない奴だ。何故そんなに楽天的なんだ?」
バッツ「おまえこそ、たまには笑っちゃえよ」
スコール「俺の柄じゃない」




ジタン「よおバッツ。いっちょやるか!」バッツ「俺が勝っちゃうもんね〜」
ジタン「たあーっ!」
バッツ「でやーっ!」
ジタン「どうだ!」
バッツ「そおりゃ!おおりゃ!もういっちょう!」


バッツとジタンは長時間にわたり戦いを接戦を続けた。



バッツ「…っ、まだまだ!」ジタン「…俺だって…!」
WOL「二人共そのくらいにしておいたらどうだ?もう十分だろう」
ジタン「ちぇっ、勝負はおあずけか」
スコール「バッツもよくそんなに戦い続けられるな」
ティーダ「いいじゃないッスか!なんでも勢いが一番ッスよね〜」
バッツ「おっ、そうだ!ティーダ、新しい技、教えてくれよ」
ティーダ「よし!それじゃあ親父を超えて新たに必殺技を編み出してみせるぜ!ティーダラッシュ!ティーダストリーム!ティーダブロック!ティーダブレイド!ティーダフィンガー!」


ティーダ「そしてこれが最後、真・スーパーウルトラスペシャルデラックス・ティーダ・シュート!!!!!



……

…………

………………



オニオンナイト「……ねえ、ボールと一緒にティーダも飛んでっちゃったよ」
バッツ「勢いがよすぎたんだな。まあ、そのうち戻ってくるだろう」
ジタン「ダメだって!あいつ方向オンチだから!みんな、ティーダを探せー!!」





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