オニオンナイト「スコール、その武器見せてよ」

そう言って、オニオンナイトはスコールのガンブレードを手に取った。ガンブレードは剣に銃の機構が組み込まれている、非常に扱いの難しい武器である。スコールはそのガンブレードの数少ない使い手なのだ。

オニオンナイト「うわあ〜カッコイイな〜」
スコール「……………」
ティーダ「相変わらず無口なやつだな〜」
スコール「……特に何も言うことはない」
バッツ「スコールは無愛想だよな〜たまには笑っちゃえよ」
ティーダ「そうそう、そして言いたいことは言っちゃえよ」
スコール「……俺達は戦いに生きるだけだ。そして任務を果たしたらまた別の任務につく」
バッツ「スコールは戦いと任務のことしか考えてないんだな、もっと楽しく生きようぜ!」




ジタン「おい、スコール、今度は俺と勝負しようぜ!勝ったらその武器もらうからな!」
スコール「俺に勝てると思うな」
ジタン「へへっ、そいつはどうかな?」

スコールvsジタン
ジタン「たあーっ!」
スコール「やみくもに動いても無駄だ」
ジタン「どうだ!」(シフトブレイク)
スコール「その程度か」(ソリッドバレル)
ジタン「燃え上がれ!」(ダイダルフレイム)
スコール「獅子の心(EXモード突入)」
スコール「これで、終わりだ!」(リボルバードライヴ)
スコール「笑わせるな(EXバースト発動)仕留める。任務完了だ」
ジタン「そ、そんな……」
→スコールの勝利

ジタン「ちぇっ、これで諦めた訳じゃないぜ」
スコール「また来るがいい」





ティーダ「さーて、とうとう真打ち登場!俺の出番ッスね!」
ジタン「な〜にが真打ちだ!真のヒーローはこの俺様さ♪」
ティーダ「なにおう!やるか?」
ジタン「ああ!」


ジタンvsティーダ
ティーダ「調子乗りすぎんなよ!」
ジタン「俺についてこれるかな」
ティーダ「言ったな〜見てろ!」
ジタン「逃がすかーー!!」(グランドリーサル)


ティーダはマップ上をちょこまかと移動している。


バッツ「何だ?ティーダのやつさっきから攻撃せずに移動ばっかりしてるぞ」
オニオンナイト「あっEXコアが狙いなんだ!EXゲージを溜めて、一気に勝負をつけるつもりだ!」
ジタン「何っ?させるかー!」


ジタンも負けじとEXコアを取りに行く。



ティーダ「もう遅いぜ!Ready Go!」(EXモード突入)
ジタン「こっちだって、本気出しちゃうぜ!」(EXモード突入)
ティーダ「スピードなら負けないッスよ!」
ジタン「盗賊の俺にかなうとでも……って、え?」

なんとティーダはジタンよりも素早く移動している!!

ジタン「うお、うお、うおおおお!俺より速えーーー!!!」

※EXモード中のティーダは全キャラ中最速です


ティーダ「叩っ斬る、吹っ飛べー!」(スパイラルカット)
ティーダ「覚悟しとけよ(EXバースト発動)おおりゃ!おおりゃ!おおりゃ!Game Set!」
→ティーダの勝利
ジタン「ちぇーっ、まだ負けちまった」



バッツ「ジタン、元気出せよ。これまでの戦いで勝ってたじゃないか」
ジタン「WOLには負けたぜ」
バッツ「フリオニールと俺とは引き分けだろ。セシルには勝ったじゃないか」
ジタン「そしてティナはレディだから棄権して」
バッツ「そしてクラウドにも勝ったじゃないか、気を落とすなよ」
ジタン「そうだよな。なんか自信出てきたぜ」
スコール(単純なやつだ……)




少し離れた所で仲間達の戦いを見ていたティナは、ふと何かの気配を感じた。そして振り返って見たティナの目に入ったものは――


ティナ「あなたは……誰?」

ティナは自分と同じ姿をした、髪の色が違う少女を見た。その少女は物言わずに襲いかかってきた。

ティナ「きゃあっ!?」
オニオンナイト「ティナ!どうしたの!」
バッツ「見ろ!あれは…!」

物陰から次々と戦士達と同じ姿をした人物が現れ、黙したまま襲いかかってくる。

フリオニール「一体何だこれは?」
ジタン「俺の偽者?上等だぜ!やってやろうじゃねえか!」
オニオンナイト「……ふーん、それ、僕の真似?」
ティーダ「エースは俺だっつーの!」
バッツ「おっ カッコイイじゃん、俺――グフッ」

バッツは偽者からゴブリンパンチをくらった。

フリオニール「こいつら、既にEXモードに突入しているようだ」
クラウド「即効で倒すか、もしくはEXモードがきれるまで防御で時間を稼ぐか、考えどころだな」
セシル「みんな、油断するな!これは、僕達自身との戦いだ!」
WOL「己自身を超えてみせる」
フリオニール「俺を超えるのは俺自身」
スコール「俺は、俺でしかない」



死闘の末、10人の戦士達は自分達のイミテーションを倒した。

WOL「ふう……今のは一体なんだったのだ……」


「オーホッホッホ」


建物の上から高笑いが聞こえる。

WOL「何者だ!」



「わたくしの名はシャントット。『博士』と呼ぶ者もおりますわ。コスモスの戦士としてまだまだ未熟なあなた方の為に、魔法研究所で創った特別なイミテーションを差し上げましたの。よくできたお人形でしたでしょう?」



WOL「この殺気、ただ者ではない」
セシル「闇より深い何かを感じる」
ティナ「こんな魔力、初めて!」



シャントット「最初の小手調べはまずまずといったところですわね。それでは今度はわたくしが直々に相手をして差し上げましてよ。特別も特別、泣いて喜ぶがいいですわ。オホホホホ!」


シャントットは呪文を唱え始めた。


シャントット「初級の氷!初歩の火!基本の水!序論の雷!入門の土!基礎の風!演習でしてよ!」

六つの元素が空気中に行き渡る。


シャントット「それでは授業を始めますわね。さあ、かかっていらっしゃい!」




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