秋の花木・草花

アキノウナギツカミ

 タデ科の一年草。水辺に密生する。断面が四角形の茎には下向きに細かいとげが 密生する。葉は根元が茎にくっつき、ヤジリのような形をしている。葉の裏の脈上にもとげがある。

 実に妙な日本名である。この妙な日本名は、ある図鑑によると、裏にとげのある葉を使えば、うなぎも捕まえられるところから 付いたというが、“ほんまかいな”である。

 花は、葉の根元から出た枝の先に、たくさん集まって頭状に付く。ガクの上部はピンクで、下部は白。 花被は長さが約2.5ミリと小さく、五つに分かれる。花弁はない。

  写真は2002年10月5日、愛知県春日井市の東部田園地帯で写す。かんがい用の溝のわきに生えていた。 ■花の拡大(2002年10月7日作成) ■ママコノシリヌグイ ■ミゾソバ


©2002 Yuusuke Niinomi

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