最後に訪れた本宮大社。百段はある石段を上るが、那智大社よりは楽な感じがした。慣れた
せいかもしれない。石段を上り詰めると、古色蒼然とした本宮大社が姿を現した。丹塗りの速玉・那智両大社とは
一線を画し、荘厳な雰囲気が漂う。
案内板によると、明治22年の大水害で大斎原にあった8神殿が倒壊。主神の4神殿が上流7百メートルの
高台に遷されたのが現在の本宮大社。
第1殿に夫須美大神、第2殿に速玉大神、第3殿に家津御子大神(スサノオノミコト)、第4殿に天照大神が、
それぞれ祀られている。いずれの社殿も熊野権現造りで、国の重文に指定されている。
【写真は桧皮葺の本宮大社】