2003年8月24日、愛知県豊川市で行われた八幡砦発掘調査現地説明会の後、
同県鳳来町の鳳来山東照宮の本殿の一般公開を見に行きました。昨年2月から進められていた修復工事の
完成に伴う披露で、土曜日に加え、鳳来寺開山1300年とも重なり、山頂の駐車場はほぼ満杯。
大勢の人が訪れていました。一般公開は9月7日にもありました。
鳳来山東照宮は、慶安4(1651)年に建立されました。日光、久能山と並ぶ三東照宮の一つで、
徳川家康の木像を安置する本殿をはじめ拝殿、水屋などで構成されています。1953年に国の重要文化財に
指定されました。
修復工事は屋根の全面葺き替えなどで、全面的な修理は1973、4年度に実施して以来のことです。
国、県、町の補助も含め約2億2千万円をかけたそうです。神社側の話では、普段は拝殿までしか行けず、
本殿の一般公開は、ほとんどやっていないとのことでした。
アマチュアカメラマンも多数訪れ、写真を取りながら、神社担当者にいろいろと質問をしていました。
桧皮は、はぎすぎると、木が枯れるので、全国から取り寄せた、というような説明がありました。
この後、鳳来寺に足を延ばしました。まず本堂に参拝、すぐ上の
鎮守堂を訪れた後、よせばいいのに
奥の院を目指しました。案内板に40分ぐらいとありましたが、急な上りもあり、途中で何度も息切れを
起こしました。奥の院にたどり着くころには、へとへとになっていました。
どうせここまで来ただからと体に鞭打って、後10分という山頂まで行くことにしました。
足をふらつかせながら山頂にたどり着く。ほっとしましたが、全く見晴らしはきかず、がっかり。
山頂であった人の話を聞くと、「○○がいい」という答え。○○を、すぐ忘れてしまうほど、
頭が朦朧としていました。
この人は、何度も山頂に上ったというベテランで、山頂の駐車場から1時間で往復するといいます。
私は上りがどれほどかかったかを正確に計っていませんでしたが、1時間近くかかりました。
私は下りが得意なようで、帰りは「よいよい」でしたが、それでも40分ちょっとかかりました。
へとへとになって、山頂駐車場にたどり着き、帰途につきました。それでも何とか、家に戻りましたが、
この日は朝から夕方まで、かなりの強行軍でした。
【写真は一般公開された鳳来山東照宮の本殿】(2003年9月21日作成)