バラ科の落葉低木。野山の道沿いなどに生える。とげが多い。葉は互い違いに付き、モミジに似た切れ込みが
入り、縁にギザギザがある。葉の形状からモミジイチゴと名付けられたようだ。別名キイチゴ。
花は五弁で、白色。直径は３センチほどで、下向きに咲く。カジイチゴ
ほどではないが、しわがよる。写真は２００２年４月２７日、愛知県春日井市の東部丘陵地の道路わきで写す。
東部丘陵地一帯では、ニガイチゴ同様珍しくはない。
別名のキイチゴは、漢字で「木苺」と書くのか「黄苺」と書くのか分からないが、いずれにしても、そういう名で
呼んでおかしくないイチゴはいくらもある。木になる黄色いイチゴの代表という意味なのだろう。カジイチゴも
キイチゴと呼んでいる地域がある。（2003年5月9日作成）