愛知県犬山市羽黒寺裏の笑面寺境内にあるシダレザクラ。がく筒の形状などからエドヒガンと思われる。
説明板などによると、幹周り2.5メートル、高さ約8メートル。
それほど広くない境内に枝を広げており、直径14メートル
に及ぶという。1774(安永3)年に金毘羅堂が移築された際、植えられたとの言い伝えがある。
写真は2002年3月20日に撮影した。写真で見るの通り、幹丈の割りに横幅が広いのが特徴。
この日は、ちょうど満開。ウイークデーだったが、大勢の人が訪れていた。
居合わせた檀家の人に話を聞くと、例年より10日ほど早いという。4月1日から桜祭りが予定されており、
散ってしまうのではないか、と心配していた。
同寺には、ほかの種類のサクラをはじめ、ツバキ、ハクモクレンもあり、3月終わりごろから4月初めにかけて、
一帯は、華やいだ雰囲気に包まれる。(2004年3月30日追加)