20130520〜
目次
30A5で基礎実験
6/8CW5で実験
6CW5x16/片chで妄想
ユーゴ・6CW5x100本買う 2014****〜
東栄のトランスを買う
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はじめに
下世話な話で恐縮だが、YUGO・6CW5が「安い」うちに拵えたいネタ。
安いから多数使用を前提に「自己バイアス」で低負荷OTLを目論見ます。真面目に「固定バイアス」でやれば?・・・いや、それは30MP27で懲りた。
左は手持ちJUNK・8CW5、ブランド違いの不明球。
右がYUGO・6CW5。@400円だったが、サンプルとして4本購入。
3行空けのために・・・こげなことを
30MP23・SEPPの実験基板残骸が残っているので、ほぼそのまんま再利用。
各Rk=270ΩでIbo≒40mA。Ibmax値の記録が無いし、波形の撮影も忘れてる。著しいクロスオーバー歪みは見られなかった記憶・・・。
写真の右端が、この実験基板。中央は作りかけ6CW5用実験基板。
実験の実態は30A5x2のSEPPですが、6パラ換算の「妄想」特性を掲げました。胡散臭いのは承知ですが、RL=8Ωに「3W」は出る見込み。6CW5でも同様かと推測。なお、1kΩの帰還抵抗値で仕上がり利得約21db、負帰還量は約19.5db。SEPP一組に47Ωの負荷は軽く無いが、無理でもない印象。実際には12本要るんだから・・・考え込む。
いや、ステレオ分24本・・・更に考え込む。
JUNK球・8CW5実験では、上/下各Rk=220/180Ω、Ibo≒50mA動作に替えました。Philips/Mullardデータでは「Pp+Pg2=13W」と書いてあるので、盲目的にIboを増したのです。
9P出力管なので前段も9P管に。やや古めかしいが、普通の選択。今風?の6EJ7・5687あたりがオモシロいかも。
12AU7の両プレート個々に挿入した100Ωは、単にIb値点検の為。使い慣れてないタマなのでバラつきを見たかっただけです。結果は・・・数値記録してない手落ちだが、杞憂だった記憶。
出力段のRg=47kΩは、多数個パラを想定した数値です。
JUNK・8CW5から試しました。残念ながらペア性が悪く・・・ちゅうか、下側RkのADJでも上下Eb≒137/140V、上下Ek≒11/9V、Ibo≒50mA。上下Rg端電圧が6.4/0.6mVですから・・・上が?。
前例にならって“胡散臭い”6パラ8Ω負荷換算のグラフです。ややSEPPの平衡が悪い様子。裸利得は、37.7db。20db内外の負帰還は可能・・・って、高帰還前提のアタマになってる。
3行空けのために・・・こげなことを
@400円のYUGO球を4本サンプル使用。上下とも各Rk=220Ω、同じくIbo≒50mA動作です。
単に連番@AとBC組のテストです。@A組はDC的にも良好ペアと感じます。BCはいささか合わんが、歪み率特性に差が無い印象。
胡散臭い(クドい!)6パラ換算で、4Wくらいは期待できそう。カーブも立ってきて、波形クリップも上下一致し、SEPP平衡は良好に見える。
ついでにRL=65Ω(64Ωじゃあなかった)で、胡散臭い(クドいって)8パラ換算。8Wは期待できるので悩む。
最大出力では、Ibmax≒70mA、Ebb≒295Vほど。三角波近似の波形ひずみは相変わらずでしたが、クリップ超えまでクロスオーバー歪みは見られなかったのは救いでした。浅目か深めかは解りませんが、充分AB級動作範囲内で働いていると思いました。
6/8CW5・SEPP実験では負帰還をかけませんでした。30A5(T)SEPP実験の方が2dbほど裸利得は大きいが、初段6267と12AU6の差でしょう。似たようなモンです。
悩みます。低負荷OTL一般の「多数パラ有利」のジレンマです。気持ちは片ch16本コースに傾いてます。
漠然とした期待だけで始めた実験ですが、具体的に妄想を想像?すると、まずは両ch分、24〜32本を並べられるシャーシーが・・・。
まさか、W600mmxD450mmちゅう「特注」などイヤです。一般品の最大級ですと、W450xD300でしょ?。
450x300のMONO構成x2chが現実的な構想かなあと。いろいろ練ってみますと、8パラ16本が、タマ間隔50mm(キツイな)で、ナントカ前段2本と一部電源平滑部までを「押し込む」コトは可能と考えます。
裏表の明示が無いヘンな作図。出力管を手前にしたい目論見で書いてるので・・・ウラ側だと解って〜ください〜・・・。
ヒーターの全直列100V点火も考えたが、非レス管なので却下。本当は6.3V10Aの2巻線タイプがいいのだが、市販標準品に無いので、0〜6〜12V・5AのHTを載せる。
東栄J-1205は1次90Vタップがあり、候補。ついでにB電源平滑に手頃な40mH・1AのH-0401Zを見つけました。Ebb≒300Vライン使用に耐えるなら、使いたい。2個まで内蔵できそう。
3行空けのために・・・こげなことを
片ch辺り、Ibo≒50mAx8=400mA・・・最大0.6Aを超えるかもしれない電源には、不釣合いなほど最適?なトロイダルトランスがございます。実測55〜0〜55VAC(無負荷時)巻線が2組。元々は200W級x2chのTRアンプ用ですから、容量を気にする必要が無い。これは他の妄想OTLアンプにも流用する見込みです。
「TV-8規格のスイッチが必須」との先輩の教えで、困った事に“原機”のPushSWしか該当する手持ちがない。新規調達でも、マウント方法・形状も含め選択肢は少なそう。
この体裁ではマズイけど、このまま使いそうです。測ったら11kgありました。
いかにも妄想なんですが、6CW5(T)の諸元を8倍すると、あの「7241」1本に相当しそう。
Ehkだけは受信管定格なので、どーにもならんが。
タマタマでしょうね。「Ia+Ig2」軸上限の200mAに、Vg1=0V曲線が交差するトコロとRL=64Ω負荷線が近似した模様。Eb≒135V近辺の動作だろうと、結果を含めて“都合よく”推測してます。サンプル球のコンディションが想像出来て嬉しい。
多数個パラのおかげで、Ppmax<13Wです。無理すりゃEb≒200V(Ebb=400V)のSEPPで、30W/8Ωあたりを狙えると思うのですが固定バイアス必須の動作条件。やりません。
基幹パーツの「YUGO・6CW5」は・・・まだ数量を揃えておりません。いつまで「安い」のだろうか。
2014**〜
これから熱くなるっちゅうのに、熱い(当地方言では“あっつい・・・”と発音したい)実験を始めようとは。でも完成は寒くなる頃を狙ってます。
バルク品100本買いは、はぢめて。ショップHPにも「おことわり」があったが、印字はばらつく。
しかし問題は“中身”です。
8パラの選別は、考えただけでアタマが痛い。静止時Ibとバイアスだけでは不安なので、30MP27・OTL同様のゼロバイアス電流値も調べたい。そこまでやるなら、テキトーなシングルアンプ実験で、増幅度やNois、G1電流まで測定する覚悟してるけど・・・大変だコリャ。
頭冷やしたい・・・は、言い訳。選別方法のいいアイデアが浮かばないのです。