透視の状況を横から見たのが図6であり、上から見たのが図7です。
図6からa1-b1の棒は透明板でa①- b ①に、a3-b3の棒はa③- b ③に・・・といった具合に透視されます。
大きさは遠くの棒ほど小さくなり、無限に遠い棒は眼の高さの位置で点となり収束することが分ります。
ただしそれは眼の高における水平面に対して線a,線bが平行である場合に限ります。
また図7からは透視された棒は①、②、③、・・・と右から左に移っていき、その棒と棒の間隔はどんどん
狭くなり、 ついには無限に遠い棒は直視方向に収束していくことが分かります。
この結果、透明板に透視された(描かれた)並列の棒は下図のようになることが理解できると思います。
図8 透明板上での透視図
棒は右から左へだんだん小さく幅も狭まりながら、直視方向と眼の高さ(アイレベル)の交点に収束します。
また、棒が無限に続いても、この収束点より先には見えなくなることからこの点は消失点といわれてます。
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