これまで直視方向より右側の棒列を考えましたが, 加えて左側にも同様に直視方向と平行に棒が並ぶ場合を
考えます。 この時も消失点は同じく直視方向とアイレベルの交点となるで左右共に同じ消失点となります(下図)
図9 両側の消失点
この様に①直視方向と平行でかつ②水平面と平行な線はすべて同じ消失点(アイレベルと直視方向の交点)
になります。 対象が建物の時はもともと各フロアが水平面になるように設計されているので②の条件の線が
多く存在します。図10のように配置された建物で一点透視図を見ると、図11のようになります。
図10 建物の配置図
アイレベルが違うケースを作図しましたが、両方の景色が随分異なって見えることが分ると思います。
しかし一点透視図法なので、いずれも消失点はアイレベルと直視方向の交点となります。
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